1月31日の日銀金融政策決定会合の予想と3つの注目点

黒田日銀総裁

来週の1月31日に日銀金融政策決定会合の政策発表があります。
どのような内容なるか予想して、株価とドル円為替への影響を考えてみました。

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2017年の日銀金融政策決定会合

今回の1月31日の日銀金融政策決定会合は、2017年最初の会合になります。

昨年の2016年の1月の金融政策決定会合では、マイナス金利の導入が発表され話題を呼びました。
昨年の状況は、2015年の円安株高から、年初から株とドル円が下落を続けているという状況で、それを食い止める金融政策としてマイナス金利の導入が決まりました。

日銀の金融政策は、もう打つ手がないと言われていた時期でしたので新年一発目からびっくりしたことを覚えています。

2017年の日銀金融政策決定会合の日程

開催日および結果 経済・物価情勢の展望 主な意見 議事要旨
1月30日(月)・31日(火) 1月31日(火) 2月 8日(水) 3月22日(水)
3月15日(水)・16日(木) 3月27日(月) 5月 2日(火)
4月26日(水)・27日(木) 4月27日(木) 5月10日(水) 6月21日(水)
6月15日(木)・16日(金) 6月26日(月) 7月25日(火)
7月19日(水)・20日(木) 7月20日(木) 7月28日(金) 9月26日(火)
9月20日(水)・21日(木) 9月29日(金) 11月 6日(月)
10月30日(月)・31日(火) 10月31日(火) 11月 9日(木) 12月26日(火)
12月20日(水)・21日(木) 12月28日(木) 未定

日銀金融政策決定会合は、2日にわたって行われて、最終日に政策の発表があります。

だいたい11時30分から1時くらいの間に発表されますが、新しく金融緩和政策を発表するときほど時間が遅くなり、金融政策維持の場合は、早く発表される傾向になります。

その後、黒田日銀総裁の会見が3時頃から行われます

金融決定会合が終わると、会合内容などのレポートが発表されます。

四半期に一回、1月と4月と7月と10月には、「経済・物価情勢の展望」というレポートを発表しています。
「経済・物価情勢の展望」の基本的見解部分のレポートは、会合後すぐに発表され、詳細版は翌日の14時に発表されます。
よくニュースなどで話題に上る日本の景気を表現する「わが国の景気は緩やかな回復を続けている」という表現が盛り込まれているレポートです。

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その後、1週間から10日後くらいに「主な意見」というレポートが発表されます。
これは、日銀金融政策決定会合で話合われた意見を5ページ程度にまとめたレポートです。

さらに2か月後くらいに「議事要旨」というレポートが発表され、これは議事録に近く、政策決定で賛成や反対にどの委員が入れたかなどまで詳しく記載されています。
ただし、本当の議事録は、1月20日に2006年の義理録画発表されたように10年後に半年分まとめて発表されるようです。
金融政策決定会合議事録等公表要領という法律に規定されています。

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2017年1月の日銀金融政策決定会合の予想 3つの注目点

今回の1月31日の日銀金融政策決定会合は私の予想では、3つのポイントに注目が集まると思われます。

1つ目は、日銀のテーパリングに関する発言です。

直近で、日銀の国債オペで中期の国債の買い入れが見送られたことからテーパリングの疑惑が出てきていました。

本日27日の日銀オペで長期国債の買い入れ増額があり、テーパリング疑惑は遠のきましたが、いつまでも日銀が資産を買い入れ続けれるわけではないので、いつかは買入縮小することになります。

今回は、「買い入れ額の縮小はない」と言及すると思われますが、2017年初めての金融会合ですので、黒田一銀総裁の会見で2017年中にテーパリングへ向かう可能性があるかどうかの質問が記者から飛びそうですので、それに対して、どのように答えるかが注目が集まると思われます。

2つ目は、トランプ大統領の政策やドル高牽制発言に関する言及です。

実際にトランプ大統領がTPP離脱など保護主義的な政策を実行しているので、それの日本への影響を日銀がどのように判断しているかは、ドル円為替にとって重要な要素になると思われます。

予想では、TPP離脱などアメリカの政策には言及する立場にいないとしながらも、保護主義政策が日本に与える影響は小さく、アメリカの経済は順調に拡大しているという解釈を示すと思われます。
トランプ大統領や閣僚などの円高牽制発言は特に問題はなく、極端なドル高円安になることはないという認識を示すのではないかと思っています。

日銀は、円安のほうが都合が良いので、その方向の解釈をするのではと予想します。

3つ目は、イールドカーブコントロールの長期金利目標0%付近の引き上げです。

12月の日銀金融政策決定会合後の黒田日銀総裁の会見では、長期金利誘導目標の引き上げは否定していましたが、直近でも0.08%と0.1%に近付く場面がみられました。最終的には、目標も引き上げられると見ていますが、どの時点で引き上げられるか今年の見通しを言及するかどうかは注目です。

日銀の政策発表は、緩和政策が発表されると円安に振れやすいです。
期待された緩和策が発表されなかったり、緩和策の縮小が話題に上ったりすると円高になります。

今回の日銀金融政策決定会合は、金融政策は据え置きが予想されていますので、黒田日銀総裁の会見での言及によって、円高円安のどちらにも振れる会合になると思われます。

FOMC(米連邦公開市場委員会)を次の日に控えているので、基本は、無風で通過して、ドル円に影響をほとんど与えないのではないかと思っていますが、そう思っているときほど、インパクトのある発言が飛び出してきたりするので、黒田日銀総裁の会見に注目したいと思います。

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画像参照:By Asian Development Bank [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

 

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