黒田日銀総裁の会見―日銀金融政策決定会合で現状維持で円安株高

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黒田日銀総裁

本日、12月20日の3時30分からの黒田日銀総裁の会見をお届けします。
日銀政策決定会合で政策の現状維持が決まり、円安株高になっています。

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黒田日銀総裁の会見 12月20日日銀金融政策決定会合

今日は、日銀金融政策決定会合で政策の現状維持、景気判断の上方修正を受け、日経平均は、上昇し終値で約100円上昇し1年ぶりに19500円台を回復して、ドル円為替も117.7円台まで上昇しています。

メモ的に黒田日銀総裁の会見を書き留めたいと思います。
黒田日銀総裁の会見を見ながらメモしましたので、内容を要約していたりしますので、正確に黒田日銀総裁が発言したものとは違う場合があります。

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黒田日銀総裁の会見内容

・金融政策は現状維持
イールドカーブコントロール
マイナス金利‐0.1%
保有残高80兆円
長期国債以外も現状維持

・景気判断
現状対比一歩進めた
輸出は持ち直している
企業も業績が向上
設備投資も緩やかな回復
個人消費、住宅投資も持ち直している
鉱工業生産も持ち直し

今後の日本経済見通しは、緩やかな拡大に転じていく
国内事業は極めて緩和的な金融成句と政府の財政施策で増加基調
輸出も増加見通し

物価 前年比マイナス
予想物価は、弱含み
当面物価はマイナス
中長期的な上昇率が高まり2%に近付いていく

リスクは中国、資源国、英国のEU離脱問題、欧州の金融など

金融緩和政策は継続する
物価の実績値が安定的に2%を超えるまでマネタリーベースを拡大する

黒田総裁と記者の質疑応答

Q、大統領選後の円安、2018年への物価への影響

A、円安は直接的に物価の押し上げ
長期的には間接的に物価に影響
見通しについては、次回の決定会合で議論し、展望リポートに反映する

Q、株価も堅調 6兆円へのETF買い入れは続けるのか?

A、ETF買入は、長短金利操作付き量的・質的金融緩和の施策一つ
特定の株価を目標にしていない
2%の物価目標達成に必要な施策と判断した
終わりについては、言葉を濁す

Q、トランプ相場は、景気見通しに影響があったか

A、今回の景気判断上げの背景は
 ・新興国経済の改善
 ・輸出や生産に持ち直し
 ・個人消費も持ち直し
トランプ政権の政策はこれかどうなるかわからないので何とも言えない
マーケットは、積極的な経済運営を行うとの期待で株高、金利上昇でドル高は将来一定の影響を持ってくる可能性がある
今回の景気判断は上記の3つの理由により、トランプ相場はあまり関係ない
今後は、成長は続いていく
これについてもトランプ政権の影響はあり得ると思えますが、具体的な政策がどのような手順で行うのかわかっていないので、現時点では、関係ない

Q、物価が目標に達する前に長期金利の目標を引き上げる状況とは?
為替市場で円安 日米の金融政策の違い 円安が進行して経済にマイナスの場合長期金利を引き上げることがあるのか?

A、2%の物価目標を早期に実現するために施策としての長短金利操作付き量的・質的金融緩和
このためのイールドカーブコントロール
現状は、2%の物価目標には距離があり、現在の強力な金融緩和を推進することが重要
現在の為替の状況は、円安というよりドル高という状況
金融政策の違いが何らかの影響を与えると思われるが、円安が行き過ぎるとは、思ってない
現在の水準は、2月の水準のなので驚くほどではない

Q、イールドカーブコントロールはうまくいってるか?

A、うまく機能していると思う
現在は、適切なイールドカーブが形成されている

Q、トランプ相場の円安株高はどのように思うのか?(思わぬ追い風など)

A、海外経済の不確実性の高まりが円高や株安に影響
世界経済自体は、前半の悲観論にもかかわらず米国欧州、日本、新興国も年の後半には実体経済がしっ狩りしていることが分かってきた
追い風かと言われる向かい風ということはないが、前半の向かい風がなくなったという認識
失業率は2.9%と3%を割っている
賃金も企業業績の上昇に比して鈍いと言われているがパートの賃金は上がっている
賃金が上昇していく基盤は整っている
春闘を通じて賃金が上昇していくのが実感するので、春闘に注目している

Q、ドル高円安に進んでもおかしくないのか?アメリカの金利に連動だけではなく日本経済の回復はないのか、その場合は、金利上昇を認めないのか

A、為替に金融政策をターゲットしていない
為替は財務省が担っているのであまりいうことではない
2%物価目標に向かうための適切なイールドカーブコントロールをしているので、海外の事情で金利を引き上げるなどは全く考えていない

Q、財政の規律が失われた場合は金融政策のせいではない?10年国債を子乳するなどは財政ファイナンスとは言わないのか?

A、財政の規律は国会と政府が決めること
適切なイールドカーブの形成を促すために金融調整方針に従って必要に応じて行っていくだけ

Q、Fedが複数回利上げを行う予定ですが、円安が進んでも問題ないか?

A、あくまでも0%の操作目標、
Fedは、米国の物価の安定と雇用の極大化を
為替には金利格差も影響を与えるがほかにも多くの影響があるため、今後のことを想定して何をするということはない

Q、長期金利の引き上げは2%物価達しなければ引き上げないのか?

A、オーバーシュートコミットメントは、生鮮食品を除く物価が2%を安定的に超えるまでマネタリーベースを拡大する
0%程度の操作目標も毎回の金融政策会合で話し合うが、まだ2%の物価上昇に遠いので現在話すのは時期尚早である

Q、今年を振り返って

海外経済が不確実性から、世界経済への悲観的な見方が広がっていた
1月にマイナス金利を導入し、3年の総括そして、長短金利操作付き量的・質的金融緩和を導入
日銀はいろいろな施策を行った
輸入も個人消費も持ち直し

Q、金融機関の貸し出し 業種別は不動産が多い アパートローンがバブルでは?

A、金融システムレポートでも報告しているが、不動産市場でバブルがあるとは思えない
貸家の実需が増えてるのでアパートローンが増えている
金融機関にリスク管理を促していきたい
現時点では問題は起こっていない

Q、ETFの買い入れの額を戻す条件等は?

A、リスクプレミアムに働き替えるために行っている
日本経済の見方を前進させたので株価に影響を与えているかもしれないが、現状減らすのは適切ではない
株式市場や経済物価状況を鑑みて決める
株価が下がったら拡大するなどは考えてない

マイナス金利が流行語になっているという記者の派内で黒田日銀総裁が笑いw

Q、今後の市場とのコミュニケーション

A、スタッフも改善してきている
改善の余地がないかというとそうではない
新しい金融政策を導入する場合に事前に説明するのは難しい
コミュニケーションの強化は必要で努力する

Q、大胆な金融政策がマイナスな面があり金融政策の限界論があるが?

A、壁のように特定のところでこれ以上でいないという限界はない
金利は下げられない、国債はこれ以上購入できないなどの壁は存在しない
マイナス面があるのは理解している

Q,金利がどれくらいなったら指値オペするのか?今のペースだと70兆円ほどになるが問題ないか?/strong>

A、0%程度といっているので、上下に範囲があり0.1%超えたらだめなどはない
適切なイールドカーブを形成する上での国債購入なのでそれによって決まるが現在は80兆円程度になるのではないか

Q、出口議論は任期中に議論するのか?平和的な出口論があるのか?

A、利操作とバランスシートがリスクとしているが、出口の経済物価情勢によって方法論は変わるので、今からいつということは言えない
2018年4月までに具体ていな出口論は今から申し上げることはできない

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黒田日銀総裁の会見まとめ ドル円為替と株価への影響

今回の黒田日銀総裁の会見では、今の円安株高は容認している様子で、さらなる円安でも問題ないとの姿勢と感じますた。
たしかに2015年と比べると株価も円安もまだ戻りきっていないので、2015年が問題なければ、今の状態も問題があるとは考えないのでしょう。
テーパリングや出口論などの金融緩和の終了を示唆することは全くありませんでした。
2%の物価目標はいまだ遠いと何度も言っていました。

今の金融政策を続けていくとどんどん出口で苦しくなってくると思われますが、今の日本の景気では金融緩和の終了を話題にすると腰折れする懸念があるので、言えないのでしょう。

黒田日銀総裁の会見を受けて、ドル円為替は、円安方向へ動いて、118円を突破しました。
日経平均先物も始まる前は、終値でマイナスでしたが、現在は、+20円ほどで推移しています。
マーケットには好感をもたれたようです。

今後もしばらくは日銀は金融緩和を続けていくようですので、日米の金利差で円安ドル高になりやすく、株価は上昇しやすい地合いが続くものと思われます。

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画像参照:By Asian Development Bank [CC BY 2.0], via Wikimedia Commons

 

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