イタリアのモンテ・パスキ銀行資本増強に約1兆円必要‐イタリア政府は公的支援へ株価暴落の予兆か?

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銀行

イタリアのモンテ・パスキ銀行の不良債権をめぐる問題でECB(欧州中央銀行)は、資本必要額を88億ユーロ(約1兆800億円)と判断した。

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モンテ・パスキ銀行が不調に終わった増資計画と政府の公的救済

モンテ・パスキ銀行は、約50億ユーロの増資計画を打ち出していましたが、不調に終わりました。

民間から増資分のお金を調達する計画だったのですが、思ったように集まらず、先行きが注目されていましたが、23日にイタリア政府が民間銀行支援のための200億ユーロの基金を設立することを閣議決定しました。

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これをうけ、モンテ・パスキ銀行は、資本注入を要請しました。

イタリア政府は、200億ユーロの3分の2をモンテ・パスキ銀行に使用する予定だそうです。

しかし26日のモンテ・パスキ銀行の発表では、ECB(欧州中央銀行)から2通の書簡が来て、資本増強で88億ユーロが必要との見方をしていることを明かしました。

当初の50億ユーロから38億ユーロ(約4600億円)も膨らんでいます。

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イタリア政府のモンテ・パスキ銀行救済案は、EUと対立の恐れ

イタリア政府は、23日にモンテ・パスキ銀行を基金で救済する旨を発表しています。

EUでは、ベイルイン・ルールという銀行の不良債権に公的資金を注入する時に債権者に相応の負担を強いる形になっていますが、今回のイタリア政府のモンテ・パスキ銀行の救済策は、この枠組みに真っ向から反対している形になっています。

イタリア政府は、モンテ・パスキ銀行の劣後債を持つ4万人の小口投資家に対しては、購入時にリスクを認識していなかったとして額面での株式への転換をする予定です。
機関投資家の分も額面の75%で株式に転換する予定を発表しています。

EUの銀行に公的資金を投入するときの投資家に負担を強いるルールを破ることになります。

英国のEU離脱で政治的な枠組みも壊れる可能性があるEUに対して、イタリアの銀行救済で経済的な枠組みも壊れるとEUの存在に変わる事態に発展する可能性もあります。

モンテ・パスキ銀行の公的救済による株価・為替への影響

このまますんなり救済されれば、問題なく収まると思われますが、EU当局とのベイルイン・ルールをめぐる応酬でEUが公的資金投入を認めないとなるととたんにモンテ・パスキ銀行だけではなく、イタリアの債務比率は、GDP比で133%とギリシャに次ぐ規模なので、モンテ・パスキ銀行破綻からイタリアの信用不安げつながり、ギリシャ危機より大きな経済的なリスクが起こる可能性があります。

その場合は、欧州発の世界的な株価の下落と急激な円高になり、ユーロが大幅に下落して、またギリシャ危機のように1ユーロ80円に可能性もあります。

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