「三井住友系のインデックスファンド」メリットを解説

スポンサードリンク

三井住友系のインデックスファンドとは?

三井住友系のインデックスファンドは、多様なグループ企業のルーツを持ち、運用会社も三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱や三井住友アセットマネジメント㈱(前者のグループ企業ではありません)など多岐にわたります。しかし、インデックスファンドの特徴としての、ノーロード(販売手数料無料)と低い信託報酬率が共通した魅力となっています。

三井住友系のインデックスファンドの評判

メガバンク系列のインデックスファンドだけあって、人気があります。確定拠出型年金で運用されていたファンドをベースとしたDCシリーズも、手数料が安いので人気です。特に「三井住友世界経済インデックスファンド」は、良質な低コストバランスファンドとして、個人投資家に有利な、長期投資に向いたファンドとして「傑作ファンド」である、という評判もあります。

スポンサーリンク

三井住友系のインデックスファンドの投資信託

三井住友世界経済インデックスファンド

三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱が運用しているファンドです。国内外の株式と債券を組み合わせたバランス型のファンドで、それぞれがインデックスで構成されています。内訳は、株式と債権が全体の50%づつで、国内の株式と債券がそれぞれ5%、先進国の株式と債権が27.5%づつ、新興国の株式と債券が17.5%づつ(2016年2月末現在)、という国内偏重に陥らない、まさしくグローバルな組成です(もちろん、今後リバランスが行われる可能性があります)。

2016年8月26日時点の基準価格は18,077円、純資産総額は193.17億円です。信託報酬率は年率0.54%(税抜年0.5%)とローコストで保有できます。決して大きな利益を生み出すことが確実なファンドであるとは断言できませんが、まさしく世界経済の動向を反映すべく、今後の成長を期待したいファンドです。

取扱金融機関はSBI証券、カブドットコム証券、静岡銀行、荘内銀行、ソニー銀行、髙木証券、立花証券、栃木銀行、フィデリティ証券、北都銀行、北海道銀行、マネックス証券、みちのく銀行、三井住友信託銀行、楽天証券です。

三井住友・DC日本株式インデックスファンドS

三井住友アセットマネジメント㈱が運用するファンドです。主として東京証券取引所第1部に上場している株式に投資を行い、TOPIX(東証株価指数、配当込み)と連動する投資成果を目指して運用しています。TOPIX(配当込みというのが特徴的です)との連動性を随時チェックし、必要に応じてマルチファクターモデルを使用してポートフォリオのリバランスを行っています。
2016年8月26日時点の基準価格は18,700円、純資産総額は20.6億円です。信託報酬率は年0.2052%(税抜き0.19%)と、日本株式クラスインデックスファンドで最安クラスです。

名称が少し似ている「DC日本株式インデックスファンドL」は、三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱が運用しているファンドで別物です。東京証券取引所市場第一部に上場されている銘柄に分散投資を行い、TOPIX(配当込み)と連動する投資成果を目標とし、長期的な投資信託財産の成長を目指して運用を行っています。確定拠出年金制度のための専用ファンドです。

2016年8月26日時点の基準価格は15,183円、純資産総額は669.11億円です。信託報酬率は年率0.2052%(税抜0.19%)と、日本株式クラスインデックスファンドで最安ランクです。販売会社は三井住友信託銀行と三井住友海上火災保険のみです。

三井住友・DC全海外株式インデックスファンド

三井住友アセットマネジメント㈱が運用するファンドです。外国株式インデックス・マザーファンドおよびエマージング株式インデックス・マザーファンド(以下「マザーファンド」)への投資を通じて、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円ベース)に概ね連動する投資成果を目指して運用を行っています。なお、DC兼用ファンドです。
2016年8月26日時点の基準価格は16,040円、純資産総額は24.32億円です。信託報酬率は年率0.27%(税抜き0.25%)とリーズナブルです。

その他

三井住友アセットマネジメント㈱が運用する商品のみで、上記以外に次の10ファンドがあります。

三井住友・日本債券インデックス・ファンド(DC兼用)

2016年8月26日時点の基準価格13,128円、純資産総額525.13億円、信託報酬年率0.1728%(税抜き0.16%)

三井住友・DC外国債券インデックスファンド(DC兼用)

2016年8月26日時点の基準価格17,998円、純資産総額466.59億円、信託報酬年率0.2268%(税抜き0.21%)

三井住友・DC外国株式インデックスファンドS(DC専用)

2016年8月26日時点の基準価格19,788円、純資産総額231.31億円、信託報酬年率0.1728%(税抜き0.16%)

三井住友・日本株式インデックス年金ファンド(DC専用)

2016年8月26日時点の基準価格18,510円、192.89、信託報酬年率0.1728%(税抜き0.16%)

三井住友・DC外国債券インデックスファンドS(DC専用)

2016年8月26日時点の基準価格14,560円、純資産総額123.84億円、信託報酬年率0.1728%(税抜き0.16%)

三井住友・NYダウ・ジョーンズ・インデックスファンド(為替ノーヘッジ型)

2016年8月26日時点の基準価格11,150円、純資産総額8.86億円、信託報酬年率0.7344%(税抜き0.68%)

三井住友・NYダウ・ジョーンズ・インデックスオープン

2016年8月26日時点の基準価格11,887円、純資産総額7.60億円、信託報酬年率0.7344%(税抜き0.68%)

三井住友・TOPIXインデックスオープン

2016年8月26日時点の基準価格15,260円、純資産総額6.03億円、信託報酬年率0.5076%(税抜き0.47%)

三井住友・DC新興国株式インデックスファンド(DC兼用)

2016年8月26日時点の基準価格9,749円、純資産総額2.95億円、信託報酬年率0.6048%(税抜き0.56%)

三井住友・NYダウ・ジョーンズ・インデックスファンド(為替ヘッジ型)

2016年8月26日時点の基準価格11,570円、純資産総額1.12億円、信託報酬年率0.7344%(税抜き0.68%)

なお、三井住友トラスト・アセットマネジメント㈱が運用するファンドは、さらに71商品あります。国内外の株式や債券に加え、REITに連動するファンドが8商品あり、バリエーションの豊富さを物語っています。

スポンサーリンク

三井住友インデックスファンド まとめ

さすがメガバンクの三井住友グループならでは、国内外。先進国・振興国、株式・債権など、さまざまなインデックスファンドが組成されています。国内の上場投資信託は4000を超え、日々増加している中で、三井住友グループの投信はその約1割を上回っているようです。多様な商品から年金での運用を含め検討できるという大きなメリットがあります。また、グループのスケールメリットを活かした、リーズナブルな信託報酬の設定も魅力的です。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください