【トランプ人事】大統領より重要な人事?最高裁判事に保守派のニール・ゴーサッチ氏

トランプ大統領

トランプ大統領は、昨日、Twittterで重大な発表があると予告してから最高裁判事の指名をしました。

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トランプ人事 最高裁判事に保守派のニール・ゴーサッチ氏

アメリカの連邦最高裁判所は、昨年2月に保守派のアントニン・スカリア氏の死去したことに伴い、空白になっていた判事に保守派のニール・ゴーサッチ氏を指名しました。

その直前にトランプ大統領はTwitterで重大な発表があるとツイートして、何が起こるのか不安と期待が交錯していました。

連邦最高裁判所は、保守派とリベラル派が4人づつで拮抗していましたが、保守派のニール・ゴーサッチ氏が判事に指名されたことでトランプ大統領の保守派の意向が通りやすくなったと言えます。

しかし民主党が反対の構えを見せており、議会承認が難航する恐れが出てきました。
その場合、トランプ大統領は、「停滞に終わるなら核オプションだ」とし、核オプション=上院の規則改正をしても承認を進める意向を示しました。

連邦最高裁判所の判事は重要

連邦最高裁判所の判事は、重要な判断をする立場にあります。

日本の最高裁の裁判所の承認選挙はほとんどの人が関心がありませんが、アメリカでは、最高裁ではアメリカの世論を二部する重要な案件である妊娠中絶や銃規制などの判決を出す立場にあります。
違憲訴訟などで政策の差し止めなどの権限も持っています。

今回のニール・ゴーサッチ氏は、保守派で最高裁の判事は保守派が大勢を占めたことで、保守派の意見が通りやすい判決が出やすくなったと言えるでしょう。

ニール・ゴーサッチ氏は、妊娠中絶反対派ですので、トランプ大統領と同じ考えです。

さらに連邦最高裁判事は終身制で、大統領が交代しても判事が変わることはないため、トランプ大統領の後も影響が続き、保守的な政策が合法と認められる確率が高くなったと言えます。

後々にもわたって政権運営にも影響を与える連邦最高裁の判事指名ですが、保守派が多数になったことで、ますますトランプ大統領の政策が通りやすくなったと言えます。

大統領令の差し止めを求めて訴訟が起きていますが、これで大統領令が差し止めになる確率はほとんどなくなったのではないでしょうか。
これは、トランプ大統領の保護主義を止めることができないことを意味していますので、依然として不透明感が残る形になりました。

 

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