イエレンFRB議長のFOMC後の会見内容ー2017年3月15日

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2017年3月15日イエレンFRB議長会見

FOMC(米連邦公開市場委員会)の利上げ発表後のイエレンFRB議長の会見の内容をまとめます。

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イエレンFRB議長の会見の内容

・経済は、堅調でここ数年緩やかな成長をみせるだろう
・今後の雇用状況もいくらか強まると思っています
・消費者物価は2%に近づいている
・インフレ予測は、今後数年2%で推移を予想していて目標に合致している
・GDPの長期的予測は変わっていない
・長期的な失業率は4.5%と予想
・緩やかな金利上昇を確認
・引き続き経済政策は緩和的
・FF金利の引き上げは緩やかであれば、目標達成できる
・FF金利を大きく引き上げなくても目標達成できる
・長期的なFF金利の標準は歴史的には低い
・12月のFRB決定とFF金利の中央値は変わっていない
・満期になった米国債などは再投資を続けていく
・バランスシートの正常化の議論はなかった

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イエレンFRB議長と記者との質疑応答

Q、バランスシートの縮小はどのような状況なら議論になるのでしょうか
A 、FFレートが一番の政策ツールで金融政策の指針、具体的にいつ縮小するのかはお答えできません。
FFレートが十分なものになれば量から質へ移行するべき。経済は下降を心配していない。その場合は、段階的縮小をしていくべきだろう。

Q、急速な利上げのペースを定義してもらえますか
A、急速な利上げペースを具体的には説明できません。今年の3回の利上げは、緩やかと考えています。
FFレートの中立金利は現在下回っていた緩和的状況です。目標は達成しつつあります。

Q、トランプ政権の政策の影響を教えてください、未来の金利見通しも教えてください。
A
、政策に関連しては協議していません。今後に慎重に見極めていきたい。
参加者の中には財政政策の変更を織り込んだものもいる。
現在の段階では憶測に過ぎないと考えているので、憶測を元に議論をしない

Q、ムニューチン氏とトランプ大統領とは会談しました?
A、財務長官とは何度か協議しています。財務長官のムニューチン氏とは定期的に会談するのが定例です。
トランプ大統領には紹介され、短い時間ですが話すことができています。

Q、2週間で急激に利上げの期待が上昇したが何があったか?
A、一貫していると思います。12月に複数の利上げが適正だと話している。
議会の証言を振り返ってみると経済は思惑通りに推移していて、リスクがバランスをとれているとみなす限り、緩やかに緩和的な措置を排除していくので、複数回の利上げをしていく。
マーケットのかい離があったということですが、2年間で1年に1回づつしか利上げしなかったので、その影響があったのではないか。
1回しか利上げしなかったのは世界的に経済のショックがあったからです。

Q、金融状況と資産のインフレや株価について
A、株価の上昇は金融状況が好況だから。
最近はドル高が強まってきている。民間で相殺されている。
株高の影響はあるが経済状況に影響を与えることはないと考えている

Q、G20でムニューチン氏と出席するが政界経済の見通しは?
A、私の役割は、アメリカの金融政策を説明すること
世界経済は成長しているとが潜在的なリスクがあるので、話し合っていきたい

Q、住宅指数の高まりをみせているが経済指数の高まりで政策の変更はあるか?
A、将来の政策の大幅な変更になるとはみていない。
楽観的な見方が広がっているが、企業の経営者はまだ様子見が多い。
経済見通しにも影響を与えるが、現時点では将来に影響を与えるほどではない

Q、FRBが新政権にじゃまになると思っている人がいる、成長目標は政権とはバッティングしている
A、そうは思いません、上昇修正できればそれに越したことはない

Q、消費指数の伸びや労働状況の伸びは鈍化しGDPも大きく伸びていないがなぜ利上げに踏み切ったのでしょうか?
A、GDPは一つの指標だか、2017年は年間で2%だと予想している。
労働市場が長期的トレンド下がっていくというのは、高齢化によるもの。
まだ金融政策は緩和的で労働市場の失業率は下がっていく

Q、もしGDPや賃金が上向かなければどうしますか?
A、賃金が緩やかに上昇しているのは事実です。労働市場は成長している
緩やかに緩和的な政策を撤廃していくことになる

Q、トランプ政権の金融の規制について
A、21世紀のグラスティーガル法がどうなるかわかりません。
金融危機以降さまざまな改革が行われた。
具体的なものが見えてないが、具体的になれば喜んで議論する。

Q、消費者に対して今回の利上げのメッセージは?
A、経済が堅調に推移しているということがメッセージです。
雇用が回復していて、失業率が大きく回復している。経済について楽観的な見方を持つようになった。
ある一定の人にまだ問題があるが、かなり改善している
インフレも2%に近づいている

Q、FRBの目標がどのくらいオーバーシュートするか?
A、インフレは2%の目標に近づきつつあります。
我々の目標はインフレ2%ですが、インフレは上下します。2%を上回る時期があるかもしれない。
ターゲットであり、目標である。2%を上回ることを目標としているわけではありませんが、上下することがある。

Q、では大幅に2%を上回る場合はどうですか?
A、その場合は、金融政策を打っていく。今の段階で具体的に答えることではない。

Q、国境調整勢で急速にドル高が進んだ場合はどのようなアメリカに影響があるか
A、答えるのは難しい質問です。
ドル高が単独で動くわけではない。
国境調整勢で輸入の物価が上がるが、ドル高とは別問題ではないか。
ドル高が起こるとインフレ率の低下につながる
ドルがどうなるか不確実ではっきりしない

Q、金融の規制の撤廃に関して
A、規制緩和に関しても具体的なものがわかっていない。
ルールを策定する責務を持っているが現時点では定まっていない

Q、賃金上昇がないので利上げはまだ早いという意見があるが?
A、賃金上昇があれば一番いいが、生産性が上昇しないのが問題

イエレンFRB議長の記者会見のまとめ

イエレンFRB議長の会見内容ですが、12月の見通しと変わっていないと強調していました。
利上げをしたが、利上げペースは変わらずで3月に繰上げしただけという印象でした。
失業率やGDP見通しなどは12月から変わらずでした。

トランプ政権の財政政策を協議していないと強調していて、具体的なものが出ていないので協議していないと話していました。

期待したほどタカ派でなく、現在の金融政策は緩和的だと何度も言っていました。

イエレンFRB議長の会見中にドル円は一時113.3円台に下落、NYダウは、100ドル超の上昇と対照的な動きになりました。

 

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