【今週の南アフリカランド円見通し】土地収用問題にトルコショック重なり上値重い展開か(~2018年8月17日)

先週の南アランド円相場を振り返りつつ、今週8月17日までの南アランド円レート週間見通しを発表します。

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先週の南アランド円振り返り

先週の南アランド円は、高値8.27円から安値7.83円のレンジで軟調に推移したのち、週末10日にさらに急落、前週末比でも下落しました。

先週の南アランド円の動きとしては、トルコリラ急落が新興国通貨全般へ波及で大きく下落しました。

10日には、米国の対トルコ輸入の関税を一部二倍とする発表を行い、リスクオフの動きが大きく出て、南アランドを含む新興国通貨などリスクオン資産とみなされるものが全面安の様相となりました。

今週の南アランド円と週末への見通し

今週の南アランド円は、週初の13日(月)に大幅な急落ののち急速に戻し、その後は7.5円周辺から7.9円周辺のレンジのもみあいで推移しています。

週初の急落は、トルコ問題・トルコリラ急落によるリスクオフの波及に加え、かねてから注目をあつめていたラマポーザ政権による白人所有の土地の無償収容を可能にする憲法改正案の問題、さらに米中貿易摩擦激化にともない中国経済への依存度が高い南ア経済への懸念増といった複数の要因が重なったものと考えられます。

土地無償収用の憲法改正案へ懸念深まる

南アフリカ内政に固有の問題として、白人土地の無償収用と黒人国民への再分配を可能にする憲法改正案が挙げられます。

この憲法改正案は、アパルトヘイト(人種隔離政策)時代の悪しき遺産を是正するため「国民が望んでいる」政策だ、とラマポーザ政権は主張しています。

しかし、過去には隣国ジンバブエで同様の政策により暴力の増加と経済破綻を引き起こした経緯があり、市中の懸念を呼んでいます。

こうしたことが重なり生じた週初の南アランド急落は、過去10年で最大の下げ幅だったと報じられています。

その後の南アランド円はいったん回復し、ほぼ先週末のレンジまで戻したのち、14日のGDP発表の見通しが好調であったのを受け上昇、しかし15日の南アフリカ6月小売売上高の伸びが前回よりも小さいものであったことから下落と、安定しないもみあい相場が続いています。

今週末にかけての南アランド円見通し

まずはトルコリラ危機の暗雲が晴れてこない限り、新興国通貨への懸念も払拭されないと見られており、今週末にかけても上値の重い展開になると見られます。

今週の南アランド円レンジは、7.10円 – 8.10円を予想します。

今日のレンジ予想/南アランド円見通しと推移

 

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