【号外:豪ドル円急落】今回底打ち時期とレート予想/前回2月急落との比較検証(2018年10月11日)

米中貿易摩擦や米長期金利の上昇を背景として、きょう10月11日(木)未明から発生している世界同時株安をうけ、豪ドル円の外為・FXレートが大きく変動しています。

資源輸出国である豪の経済は、渦中の中国と大きなつながりを持っています。そのため、今回の急落に関しては、ほかの主要国通貨よりも豪ドル円レートのほうが大きく変動しています。

なお、今年2月にも、世界同時株安が発生しているのは、周知のとおりです。そして、この際にも、豪ドル円レートは大きく変動しました。

そこで、今回の急落と前回2月の急落をレートの動きで比較し、かりに似た推移をたどった場合は、いつごろ底を打つ(底値を付ける)のか、また底値レートのメドがどの程度であるのかを、予想します。

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今回発生した急落から現在までの動き

10月10日(水)の急落発生前から、急落を経た11日(木)現在まで、豪ドル円為替レートは、昨日の高値 80.587 から本日の安値 79.046 のレンジで推移しています。

前日高値急落直後
安値
今回下落幅 / 率
今回急落80.59779.046-1.551 / -1.92%

◆豪ドル円 10日(水)~11日(木)30分足

レートは今日朝8時半にひとまず底打ちしているものの、午後になってから再び軟調な展開となり、戻りは鈍い状態です。

18年2月急落時のレート動向振り返り

こちらを、本年2018年2月に発生した世界同時株安にともなうレート下落と比較してみます。

前日
高値
急落直後
安値
下落幅(率)
前回
(2月)
88.00485.895-2.109
/ -2.40%
今回80.59779.046-1.551 / -1.92%

このように、前回2月の急落と比較すると、今回の急落は下落率がいくぶん小さい(今回-1.92%: 前回 -2.40%)ことがわかります。

とはいえ、別の通貨セット、例えばユーロ円は前回に比べ半分程度しか下落しておらず、主要な通貨セットの中でも豪ドル円の下落幅(率)は大きい方であると言えます。

この原因としては、今回の世界同時株安の原因として米中貿易摩擦があり、中国に多くの輸出を行っている資源国オーストラリアが、他の国よりも懸念が強まっていることがあると考えられます。

前回と似た推移をたどった際の下落予想

さて、かりに、前回の2018年2月とにた推移をたどった場合、豪ドル円レートが今回の急落から中期的(2-3ヶ月内)に底打ちする際のレート、および底打ち日は、下記のような予想となります。

前日
高値
中期底値
(下落幅/率)
底値日・
底値日予想
前回
(2月)
88.00485.895
(-2.109 / -2.40%)
3月23日
(46日後)
今回予想80.59773.725
(-6.872 / -8.53%)
11月26日頃
(約46日後)

かりに前回2月急落と同じレート推移をたどった場合、豪ドル円レートは73円台まで下落することになります。

今回のほうが下落幅としてはまだ小さくおさまっているため、底値はこれよりも上振れする可能性がありますが、何にせよ急落の大きな原因に中国が絡んでいることを考慮に入れると、経済的な結びつきの大きい豪ドルの見通しもかなり不透明感が高いと言わざるを得ません。

米中貿易摩擦はこれまで、懸念の高まる局面と懸念一服の局面を行きつ戻りつし、次第にリスクを高めてきたと言えます。今回のボラティリティの高まりがごく短期的なものであるとは考えにくく、まずは前回2月の急落と同程度のレート下落も想定に入れておく必要がありそうです。

→今日のレンジ予想/豪ドル円見通しと推移

 

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