【来週の南アランド円見通し】巨額投資獲得、ムーディーズ格付けも悪化回避なら堅調か(2018年10月15日~19日:第三週)

今週の南アフリカランド円は、米中貿易摩擦に起因する世界株安とリスクオフの流れが重しとなりつつも、ラマポーザ大統領主導の巨額投資獲得計画が進行したことで反発し、現在は週上値圏で堅調に推移しています。

今週の動きを振り返りつつ、来週の南アフリカランド円レート見通しを発表します。

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今週の南アフリカランド円概況

今週頭から12日(金)にかけての南アフリカランド円は、高値7.780円から安値7.515円の取引レンジで、週初に大きく上昇したのち、やや堅調に推移しています。

・南アフリカランド円 ~10月12日(金) 1時間足

今週前半:軟調展開から財務大臣交代で反発

週初は軟調に推移した南アランド円ですが、10日終盤になり、汚職への関与が疑われていた財務大臣のネネ氏が辞任し、後任に元南ア中銀総裁のムボウェニ氏がつくことが明らかとなったことで、市場では期待感が高まり、レートは週高値圏まで急上昇しました。

前任のネネ氏は清廉潔白なイメージをもって政権に抜擢された経緯があり、市場からの信頼も厚い人物であったために、先週末に汚職への関与の可能性が報じられた際は、政権の見通しに不透明感が漂っていました。

今週中盤:世界的なリスクオフの流れで反落

しかし11日(木)の日本時間未明、米中貿易摩擦の懸念が高まったことや米長期金利の上昇により世界株価急落が発生すると、リスクオフに向かった市場心理のなか南アランドも売られ下落、財務大臣交代による上げ幅はほぼ帳消しとなりました。

リスクオフが進んだことに加え、南アフリカの最大貿易相手国が中国であることから、対米貿易摩擦懸念の高まりのなか中国の見通しが悪化、そのままダイレクトに南アフリカランドの売りへと繋がりました。

週末:巨額投資獲得計画に大きな進展、一転堅調へ

11日(木)になると、かねてからラマポーザ南ア大統領が発表していた1000億ドルの投資誘致計画に関し、350億円の投資を獲得したことが報じられ、南アランドは再び反発、上昇基調となりました。

今後5年間で1000億ドルの投資を得るとしていたラマポーザ大統領は、その後、銀行や企業を含む様々な投資主体との協議を行っており、現時点でサウジアラビアから100億ドル、UAE(アラブ首長国連邦)から100億ドル、そして中国から150億ドルの投資を確保したと報じられました。これを市場は好感し、12日17時現在では今週高値を追う展開となっています。

今週末~来週の見通し:見通しつきにくいが格付け悪化を回避なら支えか

今後の材料となるイベントとして、きょう12日にはムーディーズにより南アフリカのソブリン債(国債)格付けが発表されます。リセッションにある南アフリカにとって、この格付が引き上げられた場合は大きな支えとなる可能性があります。

一方、来週17日(水)には、南アフリカ・9月CPIなどの経済指標発表が予定されています。

CPIの前回値は4.90%と高い水準とはいえ、その前の発表値よりも下落しており、インフレ進行を抑制しているとして好感されました。今回もインフレ進行を抑えられれば支えとなりますが、結果がどちらに触れるかはさだかではなく、注目が必要なところです。

来週の南アフリカランド円のレンジ見通しは、高値8.150円から安値7.550円の予想とします。

今日のレンジ予想/南アフリカランド円見通しと推移

 

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