【南アランド円リアルタイム】先週の好地合い継続も、米経済指標は要注意(2018年10月15日)

今週の南アフリカランド円に関しては、先週末にあきらかとなった南アフリカへの巨額投資獲得が好材料となっているほか、ムーディーズのソブリン債格付け発表も延期で格付け据置きとなったことで、レートはおだやかに上昇を続けています。

先週の動きを振り返りつつ、今週の南アフリカランド円レートについての重要情報をまとめます。

スポンサードリンク

先週の南アフリカランド円概況

先週8日(月)から12日(金)の南アフリカランド円は、高値7.742円から安値7.684円の取引レンジでやや堅調に推移ししました。

・南アフリカランド円 ~10月12日(金) 1時間足

先週前半:新財務大臣への期待で上昇

まず先週前半は、「清廉潔白」のイメージがあった財務大臣ネネ氏が汚職関与を疑われるなどの材料から軟調に推移し、しかし後任に元南ア中銀総裁のムボウェニ氏が着任と報じられ、レートが反発しました。

先週後半:米金利上昇嫌気も巨額投資獲得で再び上昇

しかし週後半、まず日本時間11日(木)には、米中貿易摩擦激化と米長期金利の上昇を受けた世界的なリスクオフの流れが発生、リスク資産とみられることの多い新興国通貨は軒並み下落しました。

米金利上昇による売り圧力に加え、南アフリカ経済が輸出先として依存している中国発の悪材料とあって、南アランド円レートは大きく反落、大臣交代の上げ幅は帳消しとなりました。(下図グリーン矢印)

しかし、日本時間同日、南ア大統領ラマポーザ氏がかねてから伝えていた1000億ドルの投資誘致計画につき、すでに350億ドルもの投資を獲得できたとの発表があり、リセッション(景気後退)にある南ア経済の見通しが改善、南アランド円レートはふたたび反発しました。(上図ピンク矢印)

なお、先週末12日に発表予定であったムーディーズによる南アフリカソブリン債の格付けですが、発表が延期されることが日本時間13日未明に報じられました。発表は取引時間終了前後であったため、南アランド円レートに大きな反応は見られませんでした。

今週の見通し:週初は穏やかだが米重要統計に注目を

今週15日(月)に入ってからの南アフリカランド円レートは、高値7.745円から】安値7.684円のレンジで、やや堅調に推移しています。

・南アフリカランド円 ~10月15日(月) 30分足

先週発生した米長期金利上昇を発端とするリスクオフの流れは、米金利上昇の一服(現在3.154)や米株相場の持ち直しにより、懸念一服といったところで、ランド円に関しても市場の危機感は後退しています。

ペンディングとなったムーディーズのソブリン債格付け発表は、10月24日の新財務大臣ムボウェニ氏による中期予算計画発表後と報じられており、こちらもひとまず今週の南アフリカランド円レートには影響しない見通しです。

今週の経済イベント(南アフリカ・米国)

南アフリカ国内の経済イベントとして、今週17日(水)の20時には、南アフリカ・小売売上高の発表が予定されていますが、こちらもよほどのサプライズとならない限り影響は軽微と見られます。

それよりも、今週に多く予定されている米国の経済指標の結果が良好であった場合は、新興国通貨からの資金流出も考えられます。

いまのところ南アランド円は穏やかな推移ですが、まずは今夜21時半に発表予定の米・小売売上高、ほか週中に予定されている米国の各種経済指標は、要注目といえるでしょう。

今週の経済イベントは、次のとおりです。

15日(月)21時半 米・製造業景気指数(前回19.0、予想20.5)
15日(月)21時半 米・小売売上高(前回0.1%、予想0.7%)

16日(火)22時過ぎ 米・鉱工業生産指数(前回0.4%、予想0.3%)
17日(水)5時 米・対米証券投資

17日(水)20時 南アフリカ・8月小売売上高(前回1.3%、予想-0.1%)
17日(水)21時半 米・住宅着工件数(前回128.2万件、予想121.8万件)
17日(水)21時半 米・週間石油在庫統計
18日(木)3時 米・FOMC議事録

18日(木)21時半 米・新規失業保険申請件数
18日(木)21時半 米・フィラデルフィア連銀景況指数(前回22.9、予想21.0)

19日(金)23時 米・中古住宅販売件数(前回534万件、予想531万件)

今日のレンジ予想/南アフリカランド円見通しと推移

 

日経平均予想をフォロー!
最新情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください