毎年8月下旬ごろに米ワイオミング州で開催される通称「ジャクソンホール会議」が今年も開催されます。
ジャクソンホール会議は、日米欧の中央銀行総裁がディスカッションや公演をするなど、金融・為替の分野での注目度が高いイベントです。
今年は、7月に利下げしたFRBのパウエル議長の会見に注目が集まっています。
ジャクソンホール会議の日程と日本時間とドル円為替への影響を考察します。

2019年 ジャクソンホール会議の日程と日本時間

ジャクソンホール会議とは

ジャクソンホール会議とは、カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムで「Jackson Hole Economic Policy Symposium」が正式名称で「ジャクソンホール経済政策シンポジウム」と言うものです。
毎年8月下旬ごろに米ワイオミング州のジャクソンホールで開かれることから、通称「ジャクソンホール会議」と呼ばれています。
1978年以来毎年開かれていて、主要国の中央銀行の総裁や幹部、財務担当者や経済学者などが参加して経済政策をディスカッションするシンポジウムですので、今後の世界的な金融政策の流れを知ることができるイベントです。

今年は7月に利下げして金融政策を変更したFRBのパウエル議長の講演に注目が集まっています。

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ジャクソンホール会議の現地時間と日本時間の日程

2019年のジャクソンホール会議の日程と開催時間は発表され、時間別のスケジュールは20日現在は未発表でした。

ジャクソンホール会議の現地時間と日本時間の日程は、

となっております。

注目のパウエルFRB議長の会見は、現地時間の23日午前8時、日本時間で23日午後11時から予定されています。

今年の議題は、 “Challenges for Monetary Policy”「金融政策の課題」というものになっています。
2018年は、「市場構造の変化と金融政策への影響」でした。

注目ポイントは、パウエルFRB議長の演説です。
7月に利下げをした際に「これは利下げサイクルの始まりではない」と今後の計画的な利下げを否定する発言をしましたが、その後、米国の対中関税発動や長短金利の逆イールドによる景気後退懸念など経済的には逆風が吹いており、追加の利下げを否定した発言を変更して、利下げに言及するかに注目が集まっています。
9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ確率が100%になっているなど、市場の利下げ期待が高まっています。
パウエルFRB議長が、追加利下げへ言及すれば、大きくドル円為替が円高に触れる可能性もあり、注目が集まっています。

参考：カンザスシティー連銀HP Economic Policy Symposium Proceedings

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2019年のジャクソンホール会議の注目点とドル円為替への影響

2019年のジャクソンホール会議の出席者は、パウエル議長が演説を行うことになっていますので、大注目です。
他の中銀メンバーは出席するか不明ですが、為替や株価に影響が大きいのはパウエルFRB議長だけだと思われます。

昨年は、サプライズもなく、為替もあまり動きませんでしたが、今年は、パウエルFRB議長の会見内容次第では、大きく動く可能性があります。
ドル円為替への影響は、2016年が1円ほど円安に、2017年は、ほぼ影響なし、2018年もほぼ影響なしとなっています。

2019年は、パウエルFRB議長は、7月の利下げの際に「利下げサイクルの始まりではない」と段階的な追加利下げを否定した発言をしています。
その後の経済状況が、米国の対中関税発動や逆イールドによる景気後退懸念などにより、米国の株価は1000ドル程度下落しました。
この状態を受け、パウエルFRB議長が、今後の利下げを行うと発言するかが注目となっています。
今後の利下げを行うことを明言した場合は、米長期金利が下落して、ドル円為替が円高に動く可能性が高いです。

9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ予想確率が100%となっていますので、利下げに言及しなければ、逆サプライズとなり、円安に推移する可能性もあります。
個人的には、円高シナリオを想定していますが、逆もありえることは頭に入れておいたほうが良いと思います。

ジャクソンホール会議で円高になり、その後株高に連れ若干円安に戻すが、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)までは円高基調が続くシナリオを予想します。

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2019年ジャクソンホール会議のスケジュール

2019年のジャクソンホール会議の進行スケジュールはまだ発表されていませんので、参考に2018年、2017年のスケジュールを載せておきます。
発表され次第、更新します。

英語を自動翻訳したもので、誤った翻訳になっている場合がありますが、ご容赦ください。

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