ドル円レンジ予想平均値
111.65 – 112.24(5社平均)
今日の材料
※影響度35以上もしくは-35以下は、アナリスト言及が多く信憑性が高いと言えます。
今日の各社予想 解説
概要
原油価格上昇でドル高圧力も、先週末から続く歴史的な低ボラティリティと112円台の厚い売りがドル高を抑制。
各社アナリスト予想レンジの平均は、最安値111.65円、最高値112.24円。
支えと重し
【支え】
今日の各社アナリスト予想を見渡すと、このところ原油価格が上昇していることから、原油取引通貨である米ドルの買い支えにつながる、との見解が複数見られます。
このほか、米中通商交渉における合意期待の上昇、また日銀追加緩和余地への期待感も、ドル買い・円売りの材料となりそうだ、との声がありました。
なかには、我が国の低金利状況を背景として、国内機関投資家が相対的に金利の高い外債買いに資金を向けており、足元のドル高の支えとなっている、との声も見られました。
【重し】
一方で、先週末から続いている歴史的なボラティリティの低さにより、相場では手控え心理が強まっており、買い方向に勢いがつきにくい、との声が、アナリスト見解のなかで優勢となっています。
また、こうした低ボラ相場では短期筋の売り仕掛けが起きやすいことから、売りの厚い112円台での急落の可能性に言及し、円高警戒を促す声も見られました。
このほか、今夜Ny時間発表予定の米・新築住宅販売件数が悪化予想であること、米・為替報告書で円高へ波及する内容が発表される可能性があること、日米通商交渉で両国主張に溝があることなども、円高要因として指摘する声がありました。
最高値と最安値の根拠
【最高値根拠】
低ボラティリティ環境が続き動意が定まらないなか、112.00~112.20円の売り圧力はいぜん高く、予想平均値の上限は、売りの厚いレンジをかろうじて上抜けた 112.24円 となっています。
【最安値根拠】
このところ、111円台後半(111.80~111.90円)でこう着感が強まっており、また原油高などを支えに111.70円では下値拾いの買いが待ち構えていることから、予想平均値の下限は 111.65円 となっています。
今日・明日のレート変動イベント タイムテーブル
23日(火)
24日(水)
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