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ドル円レンジ予想平均値
109.61 – 110.48(6社平均)
今日の材料
※影響度30以上もしくは-30以下は、アナリスト言及が多く信憑性が高いと言えます。
今日の各社予想 解説
概要
本邦景気下振れ懸念の高まりとともに消費税増税延期の可能性が指摘されつつも、米中貿易摩擦につき次回の会談日程が決まらないなど不透明感が続いており、円高方向への圧力がより注目されている。
各社アナリスト予想レンジの平均は、最安値109.61円、最高値110.48円。
支えと重し
【支え】
今日の各社アナリスト見解を見渡すと、本邦での景気下振れ懸念の高まりをうけ、消費税増税延期の可能性を円安材料として挙げる声が複数見られます。今日発表された日本1-3月GDPも、プラス推移ではあったものの内需の弱さを指摘する声が挙がってきており、消費税増税延期論を打ち消すには至っていません。
これに加えて、米中貿易摩擦に関する過度な警戒感が後退してきたこともドル円の支えとして挙がっています。先週末の米によるファーウェイ制裁の猶予可能性が出たこともあり、同問題についての悪材料はいったん出尽くしとの見方が強まっています。
【重し】
ただ、それでもなお米中貿易摩擦について両国の会談予定が立っておらず、見通し不透明感が続いていることによる円高懸念を指摘する声が、アナリスト見解では多勢となっています。同問題は決定的な打開策がないままこう着状態が続いており、円安に勢いがつきにくいという見解が見られます。
ほか、中国景気指標に減速兆候が見られること、英のハードブレグジット懸念が高まりつつあることなども、リスクオフの円高につながる材料として挙がっています。こうしたなか、仮にドル買いに振れても、100日移動平均線の110.50円で上値限定の可能性について指摘する声も見られました。
最高値と最安値の根拠
【最高値根拠】
100日移動平均線の110.50円付近が上値メドとの見解が複数見られることから、
予想平均値の上限は 110.48 となっています。
【最安値根拠】
109.00円台で底堅さが期待されるほか、本邦の消費増税延期可能性などでドル買い余地も見られることから、
予想平均値の下限は 109.61 となっています。
今日・明日のレート変動イベント タイムテーブル
20日(月)
21日(火)
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