イタリア国民投票で株価・ドル円為替への影響はどうなるのか?

イタリア

イタリアの国民投票が日本時間午後3時から始まりました。
このイタリアの国民投票が株価や為替にどう影響があるかを考察してみましょう。

・最新の情報から株価と為替を予想しています
イタリア国民投票でのレンツィ首相が辞任の影響 日経平均とドル円為替

スポンサードリンク

イタリア国民投票のスケジュール

イタリアの国民投票は、現地時間4日の午前7時~23時までとなっています。
時差は8時間なので投票時間は、日本時間の午後3時から5日の午前7時までで、開票は投票の終了時間の5日朝7時(日本時間)からになります。

即日開票ですので、出口調査などで、かなり早い段階で大勢が判明すると思われています。
日本市場が開く9時までには判明する可能性が強く、日経平均は、始値の段階で織り込んだ値段になる可能性が高いです。

イタリアの国民投票は何を決めるのか?

今回のイタリア国民投票は、否決されるとレンツィ首相が辞任するとこのことが大きく報道されていますが、レンツィ首相の信任投票ではなく、国民投票自体の中身は、上院の改革が主な内容になっています。

現在のイタリアは政権が短命になっており、政権交代が相次いだことがあり、その原因が、上下両院がほぼ同じ権限を持っていることが一つの原因だと言われています。
そこで今回の国民投票で、上院の権限を弱めることを決める憲法改正の内容になっています。

具体的には、上院は定数が3分の1以下の100に減らして、地方代表で構成するように変更する内容です。
権限についても、内閣不信任や法案審議などについても大幅に縮小される形です。

これによって、現政権の力を強め、長期政権化実現することで国を安定させることが狙いです。

日本でも内閣総理大臣がコロコロ変わった時期がありましたが、イタリアは、憲法改正することでそれを防ぐ狙いがあります。

イタリアの国民投票はレンツィ首相の実質信任投票

先ほどのところで、国民投票の中身は上院の改革の憲法改正と述べましたが、世界が注目しているのは、そこではなく、この国民投票が否決されたときに現政権のレンツィ首相が辞任を表明していることです。

レンツィ首相が辞任することで、現政権が否定され、反EUの政党「五つ星運動」の勢力が強くなってくるのはないかということがリスクとして意識されています。

反EUの政党「五つ星運動」が勢いを延ばすことにより、イタリアもイギリスと同じようにEU離脱の危機を迎えるのはないかというシナリオです。

イタリアは、第2次世界対戦のファシズムの影響で中央集権化する今回の国民投票の内容を快く思っていない国民も多くいるため、可決か否決かは微妙な情勢です。

さらに危険なのは、今回の国民投票の結果、EU離脱に傾いた結果、銀行不安が再燃することです。

イタリアのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)銀行は不良債権を多く抱え、破綻の危機だと言われています。
レンツィ首相が辞任することによって、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)銀行の救済シナリオが道をそれて、別な方法を模索しなければならない可能性があります。

万が一、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)銀行が破綻すれば、欧州の金融危機となって、リーマンショックのような世界規模の株価暴落になる可能性があります。

イタリアの国民投票で株価・ドル円相場への影響は?

イタリアの国民投票が可決された場合は、ポジティブな結果となり、株価には良い影響があり、現在の上昇相場を維持するものと思われます。
ドル円為替にもプラスに働き、ドル高円安になる可能性が高いです。ただしユーロ買いが強まりすぎた場合は、ドルが売られて、少し円高方向に進む可能性もあります。

国民投票が否決された場合は、マイナスな影響が出ることと思われます。
イタリアの政権交代で混乱が起こるとの見方から、日経平均株価は、300円~800円程度の下落になると思われます。

ドル円為替も安全資産の円に買いが向かうとみられ、111円程度までの円高になる可能性があります。

英国EU離脱や米大統領選のトランプ氏勝利の時は、約1000円ほどの日経平均の下落でしたが、そこまでの影響はないのではという予想です。

英国EU離脱や米大統領選のトランプ氏勝利の時と違い、事前予想では、否決の可能性が十分あると思われていますので、金曜日に若干の調整がなされていて、日経平均やNYダウはマイナスになっており、欧州の主要株価もマイナスです。
ドル円相場も米雇用統計が予想に近い数字だったにもかかわらず、114.2円から113.6円程度までの円高になっています。

英国EU離脱や米大統領選のトランプ氏勝利の時は、逆に前日までは、株価が上昇し、ドル円為替も円安に向かっていましたので、今回のイタリア国民投票はネガティブ報告に調整していると言えるでしょう。

それでも実際に否決され政権交代があった時は、ある程度の株価下落は避けられない状況と言えます。

 

日経平均予想をフォロー!
最新情報をお届けします。

おすすめ記事

株価暴落

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.