日経平均予想:神経質な動き 一部銘柄はFOMC後に買い場の声も

26日の日経平均はー120円安の2万7011円となり続落。今夜結果が判明するFOMC(米金融政策決定会合)で金融引き締め観測が強まるとの懸念から、リスク回避の売りが優勢だった。

ファナックなどハイテクやファストリといった主力株が下落。KDDIも安かった。一方で鉱業の住友金属鉱山や鉄鋼のジェイエフイーが上昇。日本株有料レポート掲載銘柄では、金属・鋳造のJMCが上昇(掲載後1ヶ月で+26.2%)。

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神経質な動き 一部銘柄はFOMC後に買い場の声も

日経平均は本日終値で1年1ヶ月ぶりの安値を更新した。本日米時間のFOMC(米金融政策決定会合)で金融引き締めの方向性が強まる可能性があることから、結果確認を前に持ち高を縮小しておこう、というポジション調整の売りが広がった。

相場は通じて神経質な動きだった。前場に下落したハイテクは米株指数先物の持ち直しを背景に押し目買いが入った。とくに半導体は東京エレクトロンが下落した一方でアドテストなどが上昇と、リスク回避の売りと短期筋による買いが交錯した。

米国では物価上昇(インフレ)が続いており、インフレ抑制には景気を冷やすしかない。昨年までの金融緩和によって企業業績が押し上げられている今の状況なら、景気を冷やしても企業は持ちこたえうる、というのがFRBの言い分だろう。

しかし、企業が持ちこたえても投資家が持ちこたえるかどうかはわからない。このため、とくに割高感の強い高PERなハイテクなどを中心に持ち高を縮小して、今夜のFOMCサプライズに備えよう、というのが足下の売り地合いの背景だ。

ではFOMC後も悲観的見通しが広がっているかというと、そうでもない。市場では米金融引き締め観測を受けた足下の売りを「過剰」と見る指摘も多い。FOMC結果が想定内にとどまれば、イベント通過とともに過度な懸念が巻き戻され、いったんのアク抜けで買い戻しが強まる可能性がある。

加えて、今後本格化する国内企業業績の見通しもおおむね堅調だ。日本株は割高な米国株に比べて出遅れていることから、今後の企業業績の堅調な見通しが確認されれば、海外勢は米国株から日本株への資金分散に動くとの指摘も目立ってきている。

FOMCにおける金融引き締め方針の確認は、それによって割高感の強まるハイテクなど高PER株には引き続き逆風となるだろう。しかしPERが上がりすぎておらず、かつ業績見通しの明るい割安株については、今夜のFOMC通過で押し目買いが強まる可能性も大きい。買い場を逃さないためにも、ひとまずはFOMC結果を冷静に確認する必要があろう。


 

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