日経平均予想:FOMC控え売り 相場底入れ見越した思惑も

25日の日経平均はー457円安の2万7131円となり反落。FOMC(米金融政策決定会合)直前の売りに、ウクライナの地政学的リスクを嫌気したリスク回避の売りが重なった。

ルネサスエムスリーなどハイテクが大幅下落。商船三井日本航空など景気敏感株の下げも大きかった。一方で医療用機器のサイバーダインなど、業績期待銘柄の一角は上げた。日本株有料レポート掲載銘柄では、やはり業績期待となるマーケティング支援のネットイヤーが上昇(掲載後1ヶ月で+14.0%)。

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FOMC控え売り 相場底入れ見越した思惑も

25日の日経平均は一時、ー700円付近まで下落。米金融引き締めによる景気減速警戒に加え、ウクライナをめぐる地政学的リスクも新たな重荷となった。一部では日銀のETF買いによる下値支えを期待する声もあったが、こちらは昨年3月の方針転換以降で買い入れ額が急減しており、効果は限定的だった。

とはいえ市場関係者からは、足下の下げの本質について、明日結果判明となるFOMCと、今週から本格化する国内企業決算とを目前に控え、ポジション調整の動きが加速した部分が大きいのではないか、との指摘が聞かれた。

言い換えれば、今後FOMC通過後に米金融見通しが折り込まれ、さらに堅調な企業決算が確認されたタイミングで、株価が底入れし買い場を迎えるとの思惑から、それまでに「保有するリスク資産を売り現金を作っておこう」との動きが広がっている、ということだ。

市場では米利上げ観測に対する足下の売りが過剰だとの見方も出てきており、FOMCを通過すればいったんのアク抜けで過度な売りが巻き戻される可能性がある。また今後発表となる2021年10-12月期の国内企業業績については、昨年時点の見通しが慎重なものだったことから、結果はそれより上振れるとの見方が多い。これらが実際に確認されれば、これまで割安なまま放置されてきた日本株が見直し買いに転じる可能性が、一気に高まることになる。

今年に入ってからの株価低迷の一方で、海外からは、割高な米国株から割安な日本株へと資金を分散すべきだ、との声も聞こえてくるようになった。今後の決算発表で国内企業の堅調な業績が確認され、株価底入れの兆候が見えたタイミングが、海外勢を含む投資家にとって買い場となる、との指摘も聞かれる。株式相場の動揺がもう少し続く可能性もあるが、2022年の業績相場はまだ始まったばかりだ。


 

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