
26日夜のドル円は、103.80付近で底堅い。
今後は、米住宅関連指数など米指標への期待感でドル買いに振れやすい地合いか。
なお前取引日25日は、ドル買い先行も104.00手前の売り圧力に阻まれ、103.70台まで押し戻される展開 (↓) 。
前回配信のドル円有料レポートでは、104円手前を控えての上値重さ観測による円高予想 (↓) を掲載、こちらが的中しています。
米住宅関連指数などへ期待感
25日のドル円は、欧米株の下落で資金がドルに流入し103.93まで上昇。しかし104.00手前は一目均衡表雲下限の存在などで売り圧力が厚く、クローズにかけてはひとまず103.70台まで押し戻される展開に。
とはいえ、欧米株下落や、米追加経済対策法案の早期成立に関する見通し不透明感で、リスク回避のドル買いが出やすい地合いは継続。
今夜NY時間にはいくつかの米経済指標が発表されますが、このうち米・11月ケースシラー住宅価格指数や、1月消費者信頼感指数などは改善予想となっており、これらが上振れとなれば、結果発表後にドル買いが強まる可能性 (↑) もあります。
ユーロ悪材料でのドル高観測も
ECB理事会を通過して上値余地拡大とみられていたユーロは、その後イタリアのコンテ首相が辞任の意向と伝えられ、欧州政局不安からユーロ売りへと転換。
このほかにも欧州では、独・1月IFO景況感指数の下振れや欧コロナ感染拡大など、ユーロ売りを早期させる材料が並んだ状況。
このままユーロ売りが続けば、反動でのドル高が波及して、こちらもドル円上昇の支えとなる (↑) 可能性があります。
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ドル円予想トピックス サマリー
【ドル高/円安材料】
・バイデン大規模経済政策へ期待 (↑)
・イエレン米財務長官就任での安心感 (↑)
・米住宅関連指標の好結果を好感 (↑)
・欧景気弱さでのドルへの資金退避 (↑)
・円買い蓄積、2016年来高水準に (↑)
【ドル安/円高材料】
・バイデン経済対策の早期実現へ疑問符 (↓)
・トランプ弾劾裁判での議会停止観測 (↓)
・ユーロ高拡大ならドル安波及も (↓)
・中国でもコロナ再拡大 (↓)
・米の低金利政策長期化観測の確認 (↓)
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