カナダドル円予想 CAD/JPY

カナダドル円

現在値
(9月22日 05:56)

87.14-0.01(-0.01%)

始値 87.16 安値 87.05 高値 87.43

短期 分析データ

テクニカル分析

テクニカル指標1時間足
サマリー 買い
移動平均 M5 87.14
M20 87.25
M50 87.09
M200 86.22
MACD (12, 26) 0.01
Williams %R -72.97

いま相関の強い経済指標ランキング(21日)

正相関
経済指標 相関値 終値 前日比
1. 日経平均 +79.3% 23869.93 +195.00(0.82%)
2. NYダウ +76.0% 26,744 +81.78(0.31%)
3. ドル円 +73.6% 112.50 +0.18(0.16%)
4. ユーロドル +63.6% 1.1673 +0.00(0.05%)
5. 米長期金利 +58.2% 3.08 +0.01(0.42%)
6. WTI原油先物 +47.3% 71.12 +1.27(1.82%) 急伸
逆相関
経済指標 相関値 終値 前日比
1. ドル・カナダドル -87.1% 1.29 +0.00(0.11%)
2. ドルインデックス -75.9% 93.91 -0.64(-0.68%)
3. S&P トロント総合指数 -3.3% 16224.13 +9.38(0.06%)

中長期指標

カナダ 政策金利 (9月5日)

現在値(%) 前回比 発表日
カナダ 政策金利 1.50 +0.00 9月5日

カナダ中銀会合 次回日程

2018年10月24日

カナダ ヒストリカルデータ

政策金利
年/月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2018年 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.25 1.50 1.50 1.50      
2017年 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.75 0.75 1.00 1.00 1.00 1.00
2016年 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50
2015年 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.75 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50
CPI(インフレ率)
年/月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2018年 1.90 1.70 2.20 2.30 2.20 2.20 2.50 3.00        
2017年   2.10 2.00 1.60 1.60 1.30 1.00 1.20 1.40 1.60 1.40 2.10

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カナダドルのFX情報

2018年カナダドル円予想/見通し解説とおすすめ投資法

原油埋蔵量世界3位など、豊富な資源量を誇るエネルギー資源大国カナダの通貨が、カナダドルです。
カナダドルは、資源や世界景気と連動する資源国通貨でありながら、GDPにおけるサービス業などの比率が高い先進国の通貨でもあり、テクニカル分析がしやすい通貨と言えます。
資源国通貨とはいえ金利は1.50%と高くなく、スワップポイント狙いのトレードには向いているとは言えませんが、資源(原油)価格との相関、また米国経済との相関と、ポイントさえ押さえればトレードのしやすい通貨として人気があります。
この記事では、カナダドル円のトレードに必要な情報を整理し、どのようにトレードすればよいかを分析し、そこから2018年のカナダドル円レート予想を行います。

カナダとカナダドルの概要

カナダは、豊富な天然資源、堅実かつ安定した経済、治安の良さなどで知られる、北米に位置する国です。
カナダドルへの投資を考える前に、まずカナダという国の経済的な特性を理解しましょう。

米国との強いつながり

カナダは、イギリスを中心として19世紀に成立したイギリス連邦という連合体の一員として知られていますが、現在のカナダ経済は、大きな部分で米国と強いつながりを持っています。
カナダは、地理的に米国の隣国に位置し、米国・メキシコを含む三国からなる貿易/投資の自由協定、NAFTA(北米自由協定)の参加国でもあります。

高い信用格付

カナダの経済規模は世界8位を誇り、安定性の高い経済政策と相まって、カナダの信用格付を高いレベルへ押し上げています。
なお、直近のカナダの信用格付は、ドイツやスイス、デンマークなどと並ぶ最高点であるAAAを獲得しています。ちなみに、米国の格付けはAA+、日本はA+です。(いずれもS&P格付け)

人口は増加傾向

経済成長の基盤となる重要な要素が、人口推移です。カナダの人口は毎年増加傾向にあります。
人口増加の理由は、国策として行われる移民政策にあります。しかも移民は経済的移民であり、経済の安定したカナダに経済移民が増え、さらに経済の安定化に寄与する、という正のスパイラルが形成されていると言えます。

「資源大国」の通貨・カナダドル

カナダは世界有数の資源国です。主要な資源産業としては、石油、天然ガス、そして金属(鉱物・工業資源)があり、資源大国と呼ぶにふさわしい供給量を誇ります。

石油資源

カナダが算出する資源でも、特に石油については、2013年のシェール革命の恩恵から、カナダの経済を支える大きな柱の一つとなっています。
シェール革命とは、地下2000mの「シェール層」に膨大に埋蔵されていながら技術的に活用の難しかった資源を、技術的な進歩によって掘削可能となり、活用できるようになった歴史的転換点のことです。
このシェール革命で、カナダや米の実用可能な資源量は、一気に世界トップレベルにはねあがりました。このところのカナダの原油埋蔵量は世界三位を誇ります。(2016年、サンドオイル含む)

資源国通貨ながら値動きは安定

資源大国と呼べるカナダですが、実はGDPの76%がサービス業で、そのうち教育・医療・ハイテク産業や娯楽産業などが大きな比率を占めいます。
つまり、資源産業以外に経済の柱を持つ、先進国の側面も持っています。
そのためカナダドルは、資源国通貨として資源価格につれやすく、また輸出先である先進諸国の景気につれやすい側面はあるものの、南アのような他の資源国よりも、値動きが荒くなりにくく安定性が高い、先進国通貨としての側面も有している、ということになります。

カナダ経済の特徴

そのほか、カナダ経済について特徴的な点を見てみます。

カナダドルと米ドルの連動性

カナダドルは、米ドルと似た動きをします。というのも、カナダの経済は米国なくしては成り立たず、カナダの経済と米国の経済が高い連動性を持っているためです。
具体的には、カナダの輸出の75%、および輸入の52%と、圧倒的シェアで最大相手国となっているのが、米国です。貿易面のみならず、国内消費を支える小売業でも、ウォルマートなど米国資本企業が大きな位置を占めています。
そのため、米国の景気がよいときは、カナダの景気もよくなります。したがって、米ドルが買われる際は、カナダドルも買われることが多くなります。
なお、金融政策についても、米国FRBの動きにやや遅れてカナダ中銀(BOC)が追随することが多いと言えます。

足元の経済ファンダメンタルズは良好

カナダの足元の経済は、堅調に推移しています。
もともと安定して成長傾向にあることも理由ではありますが、近年は米国経済の堅調さに加え、カナダ国内の失業率低下や賃金向上がつづいていること、さらに原油価格が堅調に推移していることも、カナダにとって大きな成長基盤となっています。

カナダドルの特徴と変動要因

かつてのカナダドルは、金利4%を超える高金利通貨でしたが、この10年ほどは金利1%前後で推移しています。したがって、南アフリカランドメキシコペソブラジルレアルといった資源国通貨のような高スワップポイント狙いの投資には向いていないと言えます。

source: tradingeconomics.com
となると、カナダドルは、シンプルにトレードのしやすい資源国通貨として捉えるのがよいでしょう。
資源国通貨は、資源価格とレートが連動しやすく、トレンドの読みやすい通貨と言えます。しかも、カナダドルは他にも、米ドルとの連動など、分析するポイントが比較的出揃っている通貨です。そのため、資源国通貨のなかでもトレードのしやすい通貨、と言えるのです。

米ドルと相関、しかし振り幅は大きい

まず、カナダドル円と米ドル円を並べた、この5ヶ月ほどのチャートを見てみましょう。

これを見ると、カナダドル円(赤)と米ドル円(青)は、おおむねトレンドが似ていることがわかりますが、その一方で、カナダドルがときおり激しい振り幅で動いている事がわかります。
例えば2018年4月中頃などはカナダドルが大きく上昇、6月頃にはカナダドルが大きく下落しています。
なお、この6月頃のカナダドル下落は、カナダのオイルサンド施設で生産停止が相次ぎ原油需給の逼迫が懸念されたこと、またNAFTA再交渉が難航したことなどが原因となっています。

WTI原油とカナダドルの関係

今度はWTI原油とカナダドルを比較するチャートを見てみましょう。

こちらは、米ドルよりもさらに連動性がわかりやすいものとなっています。
やはり2018年6月頃から、上記の理由によるカナダドルの下落で、WTIとの乖離が進んでいますが、とはいえ足元の7月10日以降では、WTIの価格上昇一服もあり互いの乖離は縮まっていると言えます。

テクニカル分析は比較的容易

カナダドルは、一般的なサポート線やレジスタンス線に対して、比較的素直な反応を示すと言われています。
そのため、テクニカル分析は比較的容易であると言えます。

ただ、他の通貨同様、カナダの経済指標(金利など)の発表につれて動くこともあるのは、基本的なこととして忘れないようにしてください。

FX初心者にも読みやすい通貨

カナダドルに投資するにあたって注目すべき点は、概ね次のようになります。
・米ドル・米経済の動き
・原油(WTI原油先物)の動き
・テクニカル・国内経済指標

これらはいずれも読みやすいポイントであり、しかもテクニカルに比較的忠実に動くことも踏まえると、カナダドルはFX初心者にも比較的手がけやすい通貨と言えます。

2018年のカナダドル予想

さて、こうしたことを踏まえて、2018年のカナダドル円を予想します。

金利見通し

カナダのインフレ率は目標通りの緩やかな勢いで上昇しています。これを受けカナダ中銀は、2017年7月11日に利上げサイクルに入り、明けた2018年7月には、4度目の利上げが行われています。
この際のカナダ政策金利は0.25%引き上げられて1.50%となっています。
基本的にカナダは堅調に成長すると見られ、大方の見通しとしてもゆるやかな利上げ方向で当面進んでいくと考えられています。

source: tradingeconomics.com

インフレ率

当面のカナダの目標インフレ率は+2%とされていますが、実質インフレ率(消費者物価指数=CPI)の見通しも、おおよそ2%前後で推移すると見られています。
直近のカナダ中銀の金融政策報告書によれば、2018年、2019年、2020年の経済成長の見通しは次のようになっています。

これを見ると、カナダの経済成長の見通しは、以前から現在まで大きな変化がなく、いずれも想定内の成長率に収まっています。このことから、今後の利上げも緩やかに行われていく可能性が高いと考えられます。

目下重荷はNAFTA再交渉

懸念としてはNAFTA再交渉の行く末が気になるところです。5月末と見られていた交渉期限を過ぎても、米・メキシコ・カナダの三国間の交渉はまとまっておらず、年内の合意は難しいという見方が出てきています。
またトランプ政権とカナダ政府は互いに関税適用の拡大に踏み切っており、この点では年内の重荷となる可能性があります。

2018年 カナダドル円予想

ただ、2018年に入ってからも、カナダ経済は堅調に推移しており、またWTI原油価格もおおむね上昇基調で、また足元ではドル高がすすんでおり、カナダドルレートの足場は固まっている状態と言えます。
今年2018年1月には高値89円をつけており、年内から来年にかけ、そちらを目指して推移する展開となると考えます。
こうしたことを踏まえると、2018年末までにカナダドルは87円を目指すと予想します。