今日(17日)の予想解説 ドル/円(USD/JPY)

【9月17日 ドル円予想と根拠】中東情勢警戒の一方、米中期待根強く円安圧力も

今日9月17日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は107.63 - 108.51となっています。

今日の集計結果では、サウジアラビアの石油施設攻撃による地政学的リスクの高まりで円高懸念が高まっている一方で、米中交渉への期待が継続しリスクオン地合いが続くことで円安予想も出ていることがわかりました。

今日までの流れ:サウジ攻撃めぐり一時円高も押し戻される

昨日から今日にかけてのドル円相場は、107.50円近辺から108.40円近辺のレンジでやや堅調な推移が続いています。


(USD/JPY ~9月17日、1時間足)

先週末には米中通商協議への進展期待から円安が進んでいたドル円レートですが、取引終了後の14日(土)にサウジ石油施設が攻撃を受けたとの報道でリスクオフ心理が進行、週明けとなる昨日16日(月)には原油供給難懸念で原油高となるとともに、ドル円レートも一時107円台前半まで円高が進みました。

その後、トランプ米大統領が戦略石油備蓄の放出を決定したことで原油価格高はやや落ち着きを見せ、ドル円もひとまず108円台前半まで戻していますが、施設攻撃は米と対立するイランによるものとの見方や、トランプ米大統領の「犯人を知っている」「反撃体制は整っている」との発言を背景に、同問題をめぐる緊張が続いている状況です。

今日のドル円予想:中東情勢へ警戒感の一方、米中交渉期待根強く円安期待も

今日17日のFXアナリスト予想を集計した結果、サウジアラビアの石油施設攻撃による地政学的リスクの高まりによって円高懸念が高まるとの予想が見られた一方、米中交渉への期待が継続しリスクオン地合いが続くことで円安圧力が高まるとの予想も出ていることがわかりました。

サウジ石油施設攻撃でリスクオフの円高予想

サウジ石油施設への攻撃による供給懸念から、原油価格は先週末の50中盤から週明けには60台代前半まで急騰しています。


(WTI原油先物 ~9月17日、1時間足)

この状況を受け米政権は備蓄放出で対応し、価格上昇にはひとまずの歯止めがついたものの、トランプ米大統領の言動にはイランへの対抗姿勢も伺われ、この中東情勢をめぐる地政学的リスクは急激に高まっていると言えます。

ひとまず混乱は一服しつつあるものの、このまま石油供給懸念が続けば第三次オイルショックにつながる可能性もないとはいえず、この地政学的リスクの高まりからリスクオフの円高圧力が高まる、というのが、これらアナリストの見解となっています。

米中期待根強く円安圧力が上回るとの予想も

ただ一方では、先週からつづく米中通商交渉への進展期待で市場心理は大幅にリスクオンへ傾いていたところであり、また中東の地政学的リスクが長期的なリスクへと発展する可能性も高くはないとの見立てから、今日の相場では円安圧力が優勢となる、とのアナリスト予想も出てきています。

今回の攻撃でサウジの国営石油会社サウジアラムコはおよそ半分の施設が被害を受けていると報じられており、供給懸念からの原油価格高騰が起こっていますが、その一方で、この混乱は徐々に収まるとの見方がアナリスト間で挙がっています。

というのも、これ以上の情勢悪化が起こる条件としては、米国による報復攻撃が考えられるものの、トランプ米大統領はこのところイランへの接近の姿勢を見せていたところでもあり、報復による事態の泥沼化は望んでいないと考えられることから、現在のところ米が報復に及ぶ可能性は低い、という見方が出ているためです。

そのため、当面のところ、これがリスク増大へつながるおそれは低く、結局は米中交渉期待からのリスクオン地合いが復調して、今日は円安圧力が優勢となる、というのが、これらアナリストの見解となっています。

こうした、米中交渉期待でのリスクオン心理台頭による円安予想と、サウジ攻撃による中東リスクへの警戒感継続による円高予想で、それぞれの予想を支持するアナリストの内訳を比較した結果、より影響力の大きいものが、今日の相場で材料となる可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。

今夜の米・鉱工業生産には改善の観測

今日のドル円材料としては、この他にも、重要経済指標となる今夜22時過ぎとなる米鉱工業生産の発表結果へアナリストらの注目が集まっていることがわかっています。

こちらの経済指標は、米の工業・鉱業の生産動向を指数化したもので、数値が上昇すれば米景気向上との見方がドル買いが起きやすくなります。

現時点の市場予想は前期比で改善となっており、さらにこの市場予想を上振れる結果となれば、発表を機にドル円レートに影響が出る可能性があります。

こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。

本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。

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