今日(13日)の予想解説 ドル/円(USD/JPY)

【9月13日 ドル円予想と根拠】市場は週末相場へ警戒感

今日9月13日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は107.57 - 108.51となっています。

本日の集計結果では、トランプ米大統領の米中「暫定合意」言及も背景に米中摩擦問題への楽観的見通しが継続していることによる円安期待が強まる一方で、米中関連のネガティブサプライズに警戒感が高まり円高懸念が出ているとの予想も挙がっていることがわかりました。

今日までの流れ:ECB会見に振らされるも米中期待続き円安基調継続

昨日から今日にかけてのドル円相場は、107.50円台から108.20円台のレンジで堅調な推移が続いており、先週始値(106.05円)と比較して2円以上の円安圏でなお強含みとなっています。


(USD/JPY ~9月13日、1時間足)

昨日12日、早朝に107.80円付近で推移していたドル円は、米が対中関税引き上げを中国建国70周年にあたる10月1日から10月15日へ延期するとの報道を受け円安圧力が生じ、東京時間には108.00円台でスタートしました。

日中は日経平均上昇も支えとなり108.00円台を維持、続くロンドン時間にはECB(欧中銀)による利下げ発表を受けてのユーロ安につれて107.70円までドル安円高が進んだものの、下値は限定的となり、下げ渋ってNY時間へと渡りました。

NY時間には、ECBドラギ総裁会見が予想よりハト派(景気見通し悲観的)だったことで一時ユーロ安が進行、ドル円も107.52円まで下落したものの、その後「米政権が中国の農産物輸入拡大と引き換えに関税延期・引き下げも検討」との報道や米コアCPI予想上振れで米金利上昇・米株高となり、これを支えにドル買いが再燃、108.10円台まで円安となって今日の取引へと渡りました。

なお、昨夜のアナリスト予想を集計した結果、米中歩み寄りでのドル買い継続米金利と株価上昇で円安との見通しに注目するアナリストが多勢で、円安予想が優勢であったことが昨日配信のドル円アナリストまとめレポート(有料版)で指摘されており、昨日はこれらの予想が的中したかたちとなりました。

今日のドル円予想:米「暫定合意検討」も市場は週末相場へ警戒感

今日13日にアナリストらが注目するドル円材料としては、トランプ米大統領の米中「暫定合意」言及も背景に米中摩擦問題への楽観的見通しが継続していることでの円安期待のほか、一方では米中関連のネガティブサプライズに警戒感が高まり円高懸念が出ているとの予想も挙がっている状況です。

米が「暫定合意」も検討で楽観見通し継続

米中貿易摩擦問題に関し、先週末から今日にかけて両国が歩み寄りの姿勢を見せており、米中10月交渉再開や香港情勢改善での米中対立激化懸念緩和、中国による米農産品購入拡大などといった好材料を支えに、市場は楽観的な心理を保っている状況です。

さらに昨日NY時間には、トランプ大統領が「暫定合意」も検討との報道が出て、市場のリスクオン心理が一段と高まることとなりました。

暫定合意とは、同交渉における最終目標である「包括的な合意」には及ばないものの、なかでも妥結が比較的容易な議題に的を絞ったうえで、部分的とはいえ事態の進展を実現させることを指します。このところの両国歩み寄りのなかで「暫定合意」という新材料も浮上したことで、今日の市場ではリスクオンの円安がさらに進行する、というのが、アナリストの見解として注目されています。

週末のネガティブサプライズへ高い警戒感

ただ一方では、今日の相場に米中関連のネガティブサプライズへの警戒感が浮上してきており、それが円高圧力となって上値拡大を阻むとの見方も挙がっています。

今週一週間、トランプツイートなどを始めとしたサプライズ材料でのドル円急落は起きておらず、さらに好材料も続いていることから、市場心理は楽観に傾いています。しかし、先月8月の相場では、週末にトランプツイートや米中対立激化といったネガティブサプライズ材料が出て乱高下が起きるといったケースが見られており、週末の今日もなんらかの予期せぬ悪材料が出るのではないか、と警戒感が高まっている状況です。

サプライズといっても、トランプリスクに関しては、これまでの傾向からいくつかの点で予想できる部分があります。例えばFRBパウエル議長がトランプの利下げ要請をはねつけるような決定を下した際の景気下振れ要因投下、あるいは米株価が一定の上昇を見た局面での外交態度厳格化、といったケースです。現在は米中交渉進展期待により株価が上昇しており、またFOMC前で利下げ期待も変動しているさなかとあって、トランプリスクに対し何らかの予想をたてるアナリストが現れています。

こうした、週末のネガティブサプライズ警戒による円高予想と、暫定合意も検討と伝わっている米中摩擦への楽観的な見通しによる円安予想で、それぞれの予想を支持するアナリストの内訳を比較した結果、より影響力の大きいものが、今日の相場で材料となる可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。

アナリストは今夜の米・小売売上高にも強い関心

今日のドル円材料としては、この他にも、重要経済指標となる今夜21時半の米・8月小売売上高の発表結果へアナリストらの注目が集まっていることがわかっています。

こちらの経済指標は、米GDPの約7割を占める個人消費(小売・サービス)の売上高を集計したもので、米景気をうらなううえで極めて注目度の高い指標です。

現時点の市場予想は、前期比で悪化となっているものの、この予想を上振れるとの見解も見られており、この結果発表とともにレートに影響が出る可能性が、アナリストから材料視されています。

こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。

本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。

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