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ビットコインなぜ再上昇?/その理由と重要関連銘柄を説明

フィンテックの最先鋒として今やよく知られるところとなったビットコインですが、先月の下落トレンドを経て、いま力強く上昇しています。

10月26日16:00頃、ビットコイン相場は1ビットコイン=64万円前後をつけ、前日(62万円前後)より2万円(+3.23%)ほど上昇しました。

・ビットコイン予想 30分に1回上昇下落を予想

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9月に急落も10月再度上昇、なぜ?

昨月9月上旬、中国政府は仮想通貨の取り締まりを強める決定を下し、中国でオンライン取引所のひとつがビットコイン取引の扱いを停止する発表を出すなどの状況となっていました。

これをふまえ、ビットコイン相場は、先月9月には5営業日続落で1年来最長の続落日数を記録し、相場は1ビットコイン=60万円程度まで下げていました。

しかしそれ以降、ビットコイン相場はふたたび持ち直し、10月に入ってからはおおむね上昇トレンドを描いています。これはなぜなのでしょうか?

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「ビットコインは常に上昇トレンドにある」?

中国の仮想通貨黎明期におけるビットコイン取引所であり、昨月の政府規制後9月30日に全取引を終了したBTCC(旧BTC China)を開設したボビー・リー氏は、先日の米金融会議にて、このように語りました。

・ビットコイン価格は未だに上昇している
・かつて高値を付けた2013年の水準から見ても5倍に上昇
・価格上昇によるキャピタルゲイン取引が主で資金が流入している

そして、こうした「上昇基調」にあるなかで、ときおり異常な価格高騰、もしくはそれに準ずる暴落が起きるが、ビットコイン値はアベレージとしてはつねに上昇基調にあった、とリー氏は主張しました。

9月は特殊要因、影響収まればまた上昇続く

このリー氏の主張によれば、9月に中国政府の取り締まり強化で価格がおおきく下落したのは「特殊要因」でしかなく、長期的な上昇トレンドを崩すまでには至らなかった、と考えられます。

そう考えると、中国取り締まりの影響が収まった10月ころ、ビットコインレートがふたたび上昇トレンドに入ったのも、理屈が通ることになります。

そしてリー氏は、こうした内容を踏まえて「ビットコインを早期に買い、下落相場でもすぐに売らずにホールドしておく」ことを推奨しています。

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注目集めるビットコイン関連銘柄

リー氏のこうした発言内容は、一部で「買い煽りだ」として距離を置かれているものの、ビットコインが長期的に見て勢いを維持しており、またフィンテックでもひときわ注目されるトピックであることは、疑う余地がありません。

そこでいま過熱しているのが、ビットコイン関連銘柄の購入です。

ビットコインの値動きは激しく、いまでは高値圏にあって手を出しにくい、というのが大方の投資家の印象のようです。しかしビットコイン関連の株式銘柄であれば、今後のビットコイン台頭に投資しつつ、それに関連したビジネスにも、手慣れた株式の形で投資することができます。

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ROEで選ぶ!ビットコイン関連銘柄リスト

ビットコイン関連銘柄をピックアップし、ROE順に並べたものが、次のリストです。(※201710月26日時点)

証券コード 銘柄名 企業概要 株価 PER(予) ROE(直近)
2315 カイカ ブロックチェーン・AI研究。フィスコと業務提携。 65 46.4 152.0%
9449 GMOインターネット 子会社がビットコインなど売買できる取引所。 1768 25.4 18.3%
3769 GMOペイメントゲートウェイ bitFlyerと提携でビットコイン決済サービス導入。 8130 107.8 17.0%
3690 ロックオン テックビューロと提携、自社サイトでビットコイン決済。 1646 148.3 15.1%
3696 セレス ビットコイン送金サービス開始。 1277 35.4 8.9%
3808 オウケイウェイヴ テックビューロなどビットコイン関連企業と提携。 539 39.3 8.7%
8473 SBIホールディングス 仮想通貨取引サービス提供子会社創設。 1786 10.8 8.7%
3853 インフォテリア ブロックチェーン推進協会と共同で仮想通貨「Zen」実験。 1186 45.1 8.4%
3121 マーチャント・バンカーズ ビットコイン取引所「BtcBox」と提携。 381 21.7 5.0%
3807 フィスコ フィスコ仮想通貨取引所でビットコインほか仮想通貨取扱。 335 8.6 -47.6%

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