投資の森 ドル円・日経平均ブログ

選挙で上がる関連銘柄は?実際に上昇しているのか?

10月22日に衆議院選挙が行われますが、選挙になると上昇する銘柄が存在します。
どんな銘柄が選挙で上昇するのか?実際に今、株価は上昇しているかを調べてみました。

スポンサードリンク

選挙で上がる銘柄

選挙で上がる銘柄は、選挙が行われることで需要が生まれる銘柄です。

主に3つの分野に分かれています。

選挙関連企業

1つは、直接選挙に関係する選挙やイベント関連や投票所で使用する投票用紙や読み取り分類機などに関連する銘柄です。

証券コード 企業名 特徴
7521 ムサシ 投票機器最大手
9699 西尾レントオール 拡声器や椅子などのレンタル大手
2449 プラップジャパン 総合PR会社
6457 グローリー 投開票危機
3955 イムラ封筒 選挙用封筒
6809 TOA 業務用音響、選挙カースピーカー
2168 パソナグループ 人材派遣
2181 パーソルホールディングス 元テンプスタッフ 人材派遣
2331 総合警備保障 警備関連サービス
9735 セコム 警備関連サービス
2678 アスクル オフィス用什器、選挙用品
9474 ゼンリン 名簿管理、地図
9625 セレスポ 竣工祭などの式典企画

イベント会社、レンタル会社、封筒会社やオフィス機器の会社などが上げられます。

世論調査・リサーチ・テレマーケティング関連企業

2つ目は、選挙になるとかかってくる世論調査の電話などでおなじみのリサーチ系の企業です。

証券コード 企業名 特徴
4708 りらいあコミュニケーションズ 元もしもしホットライン
3978 マクロミル ネット調査首位
4326 インテージ 市場リサーチ国内シィ
9715 トランスコスモス アウトソーシング・コールセンター
4689 ヤフー インターネットポータルサイト
4755 楽天 ネットでの仮想投票など

テレマーケティング会社やネットでの大手企業などが上げられます。

ネット選挙関連銘柄として新たにインターネットでの選挙が解禁されたときに別途注目された銘柄もあります。

政策特需銘柄

選挙で掲げられた政策に関連する企業です。

今回は、安倍政権でも他の政権でも教育無償化や子育て支援が注目されています。

証券コード 企業名 特徴
2152 幼児活動研究会 幼児への体操指導
9783 ベネッセホールディングス 進研ゼミ
4678 秀英予備校 学習塾
9760 進学会ホールディングス 学習塾

文部科学省によると無料化に必要な予算は、幼児教育から高校、大学まででそれぞれ、7000億円、3000億円、3兆1000億円となっており、大きな予算が必要となってきます。

教育が無償化されると、その分で学習塾などにお金を使う人が多くなるとみられていて、その分野の企業が上昇するのではといわれています。

実際に選挙関連銘柄は、上昇しているか?

上にあげた銘柄が、選挙解散が伝わる前の9月15日から本日10月10日までに上昇しているかどうかを見てみましょう。

証券コード 企業名 騰落率 9/15の株価 10/10の株価
7521 ムサシ +2.1% 1900 1940
9699 西尾レントオール +6.4% 3680 3915
2449 プラップジャパン +7.9% 1551 1673
6457 グローリー +5.2% 3940 4145
3955 イムラ封筒 +10.2% 529 583
6809 TOA +2.0% 1172 1195
2168 パソナグループ +24.3% 1153 1433
2678 アスクル -11.4% 3480 3085
9474 ゼンリン -0.4% 3410 3395
9625 セレスポ +4.0% 1315 1368
4708 りらいあコミュニケーションズ +0.2% 1280 1282
3978 マクロミル +7.0% 2622 2805
4326 インテージ +2.9% 2679 1378
9715 トランスコスモス +3.9% 2463 2558
4689 ヤフー 2.4% 505 517
4755 楽天 +2.1% 1235 1261
2152 幼児活動研究会 22.8% 1490 1829
9783 ベネッセホールディングス +2.8% 3865 3975
4678 秀英予備校 -2.7% 481 468
9760 進学会ホールディングス +24.2% 538 668

下落している銘柄もありますが、おおむね上昇しています。

しかし日経平均が、9月15日19,909.50円から10月10日は20,823.51円と+4.6%になっていますので、それを超える上昇をしている銘柄は、8銘柄となります。

上記の銘柄の株価の推移を見てみると9月19日や20日に年初来最高値になっている銘柄が、いくつかあり、選挙関連銘柄は、解散総選挙と報道が出てから、1日~3日のうちに最高値を付ける傾向にあるようです

選挙関連銘柄は、選挙の報道が出たら、すぐ買って、高値を付けたら、すぐ売るという売買になっているようです。