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【2017年衆議院選挙】選挙と株価の過去10回の上昇下落傾向-選挙後1か月後の株価は?

本日9月28日に衆議院が解散され、10月22日の選挙に向けて動き出しています。
よく「選挙は買い」と言われていますが、過去10回の衆議院選挙での株価の動きで上昇しているか下落しているかを確かめてみましょう。

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「選挙は買い」は本当か?過去10回の衆議院選挙の株価の動き

「選挙は買い」と言われていますので、選挙で株価が上がっているはずです。
実際に過去10回の衆議院選挙の解散日と選挙日前々日(金曜)の日経平均株価を比べてみましょう

過去10回の衆議院選挙の解散日と選挙日前々日の株価

解散日 選挙日 解散日 日経平均 選挙日前 日経平均 騰落率
1986年6月2日 1986年7月6日 16739円 17598円 +5.1%
1990年1月24日 1990年2月18日 36779円 37460円 +1.9%
1993年6月18日 1993年7月18日 19805円 20332円 +2.7%
1996年9月27日 1996年10月20日 21547円 21612円 +0.3%
2000年6月2日 2000年6月25日 16800.06円 16963.21円 +1.0%
2003年10月10日 2003年11月9日 10786.04円 10628.98円 -1.5%
2005年8月8日 2005年9月11日 11778.98円 12692.04円 +7.8%
2009年7月21日 2009年8月30日 9652.02円 10534.14円 +9.1%
2012年11月16日 2012年12月16日 9024.16円 9737.56円 +7.9%
2014年11月21日 2014年12月14日 17357.51円 17371.58円 +0.1%

※選挙日は、日曜なので選挙日の前の日経平均は、選挙日前々日の金曜日の終値です。

実に10回中9回が上昇しています。

平均騰落率は、+3.4%となっています。

「選挙は買い」の通りに衆議院選挙の解散後は、上昇する可能性が高いといえます。

今回の選挙を過去10回の平均と同じだけ上昇すると仮定すると

今日の終値(9月28日):20,363.11円
選挙前の終値(10月20日):21,055.46円(3.4%上昇)

となり、日経平均が21000円越えとなります。

過去10回の衆議院選挙期間での上昇で特筆すべきは、バブル崩壊後の1990年とITバブル崩壊後の2000年も小幅ながら上昇しているということです。

2つのバブル崩壊後の下落局面でも一時的に上昇していることから、今回の局面での日経平均が上昇する確率は、相当高いのではないでしょうか。

「選挙は、買い」は、本当でした。

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UPDATE:2017/10/4

解散日(9月28日)の日経平均株価:20363.11円から10月4日の日経平均株価:20,626.66円まで+263.55円(+1.23%)上昇しています。
過去の衆院選の上昇時と比べるとあと約2.2%上昇するものと思われます。

衆議院選挙後は、株価は上昇しているのか下落しているのか?

衆議院選挙の解散日と選挙日の前々日を比べると上昇していることがわかりました。

それでは、選挙が終わって、1か月後には、株価はどうなっているのでしょうか?

〇過去10回の選挙日前々日と選挙後1か月後の株価の比較

選挙日 選挙日前 日経平均 1ヶ月後 日経平均 1か月後 騰落率
1986年7月6日 17598円 17353円 -1.4%
1990年2月18日 37460円 31263円 -16.5%
1993年7月18日 20332円 20773円 +2.2%
1996年10月20日 21612円 21190円 -2.0%
2000年6月25日 16963.21円 16573.59円 -2.3%
2003年11月9日 10628.98円 10124.28円 -4.7%
2005年9月11日 12692.04円 13556.71円 +6.8%
2009年8月30日 10534.14円 10133.23円 -3.8%
2012年12月16日 9737.56円 10600.44円 +8.9%
2014年12月14日 17371.58円 16795.96円 -3.3%

実に10回中7回で下落しています。

平均騰落率は、-1.6%となります。

2005年からの上昇局面や2012年の安倍政権誕生後の急激な上昇局面が入っていますので、下落率は低く見えますが、下落した回だけを平均した騰落率は、-4.9%とけっこう大きく下落しています。

先ほどの選挙期間中に上昇すると仮定した10月20日の21,055.46円が-4.9%下落すると20031.19円となり、今日の終値より、300円程度の下落となります。

選挙後の1か月後は、株価は下落している可能性が高いことがわかりました。

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過去の衆議院選挙と株価の動きまとめ

衆議院選挙の株価の動きを見るために解散日と選挙日の前々日(金曜)を比べてみたところ、90%の確率で上昇していました。

「選挙は買い」のアノマリー通りになっていました。

しかし選挙後の1ヶ月を選挙日の前々日と比較してみると逆に70%の確率で下落していることがわかりました。

選挙期間中に期待が高まり、材料出尽くしで下落する典型的なパターンだといえると思います。

株は、「噂で買って事実で売る」と言われていますが、まさにその通りの結果となっています。

明日、日経平均が下落していたら買って、選挙前に売りたいと思います。

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