投資の森 ドル円・日経平均ブログ

円高円安?本日夜の米9月ADP雇用統計でドル円相場を予想する

本日の夜にアメリカで重要指標の9月ADP雇用統計発表があります。
米9月ADP雇用統計は、2日後に発表される米雇用統計の先行指標として注目されています。
今夜のドル円相場がどうなるか予想してみましょう。

スポンサードリンク

過去の米ADP雇用統計

ADP雇用統計とは、民間企業のADP社が顧客から調査をして、雇用状況を毎月発表しているものです。
米労働省が発表する米雇用統計の非農業部門雇用者数の先行指標として注目され、ドル円相場への影響を与えます。

ドル円相場への影響は、予想の値と実際に結果の値が上回っているか下回っているかで円安円高になりますので、過去のADP雇用統計で予想と結果を見てみましょう。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年 結果 20.5 21.4 20 15.6 17.3 17.2 17.9 17.7
予想 19.3 19 19.5 19.5 17.3 16 17 17.5
2015年 結果 21.3 21.2 18.9 16.9 20.1 23.7 18.5 19 20 18.2 21.7 25.7
予想 22.3 21.9 22.5 20 20 21.8 21.5 20 19 18 19 19.8

オレンジの枠が予想を上回った月です。

直近では、2か月連続予想を上まりました。
2015年からは、12勝8敗で勝ち越していますね。

9月の米ADP雇用統計の予想

今月のアナリスト予想は、+16.5万人となっています。

2016年と2012年~2015年と相関をとってみると2012年が相関が高く74%あり、近い流れとなっています。

○2016年の米ADP雇用統計との相関

○2016年と2012年の米ADP雇用統計

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
2016年 20.5 21.4 20 15.6 17.3 17.2 17.9 17.7
2012年 17 21.6 20.9 11.9 13.3 17.6 16.3 20.1 16.2

2012年は8月に比べて9月は減っていますので、この傾向が当てはまると今回も減ることが考えられます。

2016年の9月の予想も+16.5万人と減っていることを考えると近い数値になるのでしょうか。

スポンサーリンク

米9月ADP雇用統計のドル円相場への影響

米ADP雇用統計は、予想の数値よりかなり離れなければ、ドル円相場には、0.1円~0.3円程度の影響しか与えないことが多いです。
今回も予想に近い数値が出そうですので、ドル円相場が円安・円高、どちらに動くにしても0.3円程度の影響ではないかと予想します。