トランプ大統領が、27日に英国メイ首相と会談するのを皮切りにメキシコ大統領、カナダ首相と会談する外交をスタートさせます。
トランプ外交「アメリカファースト」目指し各国代表と会談へ
トランプ大統領が27日英国のメイ首相と会談し、2国間の貿易協定FTAについてホワイトハウスで話しあう予定です。
これはトランプ大統領就任後の外国首脳との初会談になります。
英国とのFTAに関しては、オバマ大統領は5~10年かかると言っていましたが、トランプ大統領は英国のEU離脱を支持しており、なるべく早く2国間のFTAを取りまとめて英国を助けると発言していました。
トランプ大統領は英国を重要な同盟国とみており、関係強化を目指しており、最初の会談に英国のメイ首相を選んだのもその表れだと思われます。
NAFTA(北米自由貿易協定)見直し指示でメキシコ、カナダと会談
トランプ大統領は21日にメキシコのペニャニエト大統領とカナダのトルドー首相と電話で会談し、メキシコのペニャニエト大統領とは31日に貿易や移民などについて話し合う予定で、NAFTA(北米自由貿易協定)についても話し合う予定です。
トランプ大統領は、就任初日にホワイトハウスのHPでNAFTA再交渉を宣言しています。
カナダ、メキシコにとっては、重要な外交となると思われます。
メキシコに関しては、「メキシコとの国境に壁を作る。費用はメキシコに払わせる」とトランプ大統領は常々言っていましたので、メキシコの壁について、話し合いの内容で実際に作るかどうかなどが分かってくるかもしれません。
就任演説では、「Buy American and Hire American」と「アメリカ製品を買おう、アメリカ人を雇用しよう」と呼び掛けています。
アメリカファーストをとるトランプ大統領の外交がどのような結果になり、株価やドル円為替に影響を与えていくか注視していきたいと思います。
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