今日8月21日に日銀はETFを733億円買入、2017年の総額が約4兆円に達しました。
2017年の日銀ETF買い入れ額が約4兆円 8月ETF買入額5864億円に
本日の日銀ETF買入の733億円により、日銀の2017年ETF買入総額が、3兆9977億円となり、1年の目標金額6兆円の約2/3を達成しました。
8月は下落が多かった月ですので、14営業日のうち8営業日で733億円づつ買入しており、8月だけでETF買入額が5864億円となっています。
すでに6兆円の2/3は買入している状況ですので、8月の営業日は、まだ8営業日残っていますが、今後は、日経平均が下がっても日銀がETF買入をしてくる確率が下がってくると思われます。
日銀は、6兆円を超える買い入れはしないと思われるので、ペースをある程度守って買入していますので、8月のETF買入は、ノルマオーバーとなり、今後の買い入れ確率が減ってくるものと思われます。
日銀ETF買入はいつまで続くのか?
日銀の資産買い入れは、日銀金融政策決定会合では、これまでと変わらず買入していくといわれていますが、すでに国債の買い入れは年間80兆円から50兆円~60兆円のペースとなっています。
日銀ETF買入もいつまでも6兆円ペースで続くとは思えません。
2017年いっぱいで日銀ETF買入もペースを落としていくのはないでしょうか。
すでに日銀ETF買入で市場のゆがみが出ているというアナリストもおり、2018年いっぱい続くと日銀がETFを通じて、日経平均の銘柄のほとんどの企業の大株主になるのではないかという試算もあります。
日銀ETF買入も物理的に限界に近づいてきていると思われます。