6月の日銀金融政策決定会合では、出口戦略発表で円高になるか?

日銀金融政策決定会合

本日から日銀金融政策決定会合が始まっています。明日、日銀金融政策決定会合の政策金利発表と黒田日銀総裁の会見がありますが、出口戦略に関する話はあるのでしょうか?

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6月の日銀金融政策決定会合は金融政策据え置き

最近は、ほとんど何もなく金融政策据え置きが続いている日銀金融政策決定会合ですが、今回も政策据え置きになると思われています。

前月発表された消費者物価指数(CPI)もほぼ予想通りとなり、ドル円為替も110円前後と過度の円高ではなく、株価も堅調に推移していますので、特に金融政策を変更する必要性がなく、据え置きを決定するものと思われます。

前回も前々回もドル円為替や株価にもほとんど影響がなかった日銀金融政策決定会合ですが、今回は、事前に出たニュースの中で日銀の金融緩和の出口戦略について市場と対話する意思があるとの報道がブルームバーグから出て、この話題が語られるかどうかが焦点になってくると思われます。

実際にこのニュースが流れたときは、一時的にですが、急激に円高になりました。

6月9日のドル円為替チャート

上記のように日銀の出口戦略のニュースが流れたら、109.9円から109.4円程度まで一時的に円高になっています。

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日銀金融政策決定会合の出口戦略で円高になるのか?

これまで黒田日銀総裁は、出口戦略のことを質問されても必ず「時期尚早」と答えていて、明確な答えを返していませんでした。

黒田日銀総裁曰く、現在の状況で出口戦略を語っても過去にもあったように状況が変わった場合は、出口戦略そのものも変わる可能性が高く、あまり意味はないのではないかという答弁でした。

黒田日銀総裁の会見を毎回見ていますが、毎回、必ず記者の誰かが、質問している内容です。

その出口戦略についてかたられる可能性があると報じされたということは、日銀の金融緩和が終わりに近づいているということを示唆しているのではないかと市場が反応して、ニュースが出たときに円高で反応していたのだと思われます。

市場では、日銀の金融緩和はしばらく続くと考えている人が多いと思われますので、金融緩和の終わりを示唆する出口戦略の話があるかどうかで、円高になるかどうかが決まってくるのではないでしょうか。

出口戦略が語られる場合は、3つのパターンが考えられます。

1、出口戦略を日銀内でシミュレーションしているという事実だけ伝えられ、内容は語られない場合
2、出口戦略のある程度の内容は語られるが、時期には触れられない場合
3、出口戦略の内容と時期が語られる場合

今回のアメリカのFOMCで発表されたバランスシートの縮小は、3番の内容と時期の両方が明確に伝えられました。
事前では、ここまで明確に内容と時期を発表するとは思われていなかったようで、サプライズと言えるでしょう。

ただし、アメリカは、利上げをし始めていて、金融引き締めに移行していますので、日本とは状況がまるで違います。

今回で一番可能性が高いのは、1番目の内容も時期も伝えられないが、出口戦略があることだけは伝えるというパターンではないかと思われます。

2番目と3番目は、金融緩和を続けている日本では発表すると金融緩和終了のイメージが強くなり、株価も為替も下落するものと思われます。
日本の景気が回復していることを確認しながら、徐々に出口戦略の内容と時期を発表していくのではないでしょうか。

日銀が行っている金融政策でマイナス金利とETF買い入れ、国債オペレーションの3つで出口戦略の内容と時期があると思われます。

マイナス金利の解除は、金融株が上昇するきっかけになるので株価にはブラスに働くのではないでしょうか。
マイナス金利導入時は一時的に円安になりましたが、すぐ円高でもとに戻っています。
マイナス金利解除しても為替には円安要因として働くのではないかと考えています。

マイナス金利を解除しても市場の金利が急上昇するとは思えず、ほとんど変わらないはずですので、金利上昇による円高にはならず、逆に金融機関にプラスに働くことから若干の円安になると思っています。

ETF買い入れの縮小は、素直に株価にマイナスに働きます。日銀の介入がなくなれば、下落時の歯止めが効きづらくなり、下落しやすい状態となるでしょう。
ドル円にも円高要因として受け止められると思われます。

国債オペレーションの縮小は、長期金利上昇を招くので、円高になると思われます。
金融や保険など一部の業界の株価にはプラスに働きそうですが、円高により、全体的には株価にマイナスに働くのではないでしょうか。

日銀の出口戦略まとめ

日銀の出口戦略の予想とその影響について考察しましたが、基本的には、株価や為替にはマイナスに働くものと思われます。

実際に実行するときには、株価や為替にマイナスに働いても経済が好調になっていて、その分のマイナスを跳ね返せるだけの市場になっていることが前提です。

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日本の株式市場と為替市場が、日銀の金融緩和終了の出口戦略を実行することができるだけの力強い成長ができる時は、いつ来るのでしょうか。
かなり先のことのように思えます。

 

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