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ユーロ円見通し:ECBによる利上げやユーロドルの反発を背景に上昇か
22日 12:00更新
直近のユーロ円は、昨年3月7日の124.39円を底値にジリ高が続き、10月21日の148.40円が昨年の最高値となりました。その後は、高値と安値を切り下げながら下落して、1月3日には137.38円まで下落しました。2023年に入り138~142円台でレンジが続いたものの、2月から高値切り上げを開始。緩やかなレンジの上方ブレイクが生じ、3月2日には直近高値となる145.56円まで上昇しました。しかし3月はジリ安が続き、20日には直近安値138.82円まで下落することに。その後の反発で、本日22日は142円台半ばで取引されています。
昨年の高値148.40円を目指して反発を続けるか、年初来安値137.38円に向けて反落するか、今後の展開が注目されます。
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クレディ・スイス問題の余波の継続(↓)
経営不安のあったクレディ・スイスは、UBSが買収を決定しました。しかしクレディ・スイス発行の一部債券について、株式よりも毀損するとして社債市場が混乱しています。クレディ・スイスと同様の債券を発行する欧州系金融機関は多い状態です。
クレディ・スイス問題の余波が嫌気され、ユーロが売られることで中期的にユーロ円も下落する(↓)可能性があります。
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3月16日のECBによる利上げ決定(↑)
シリコンバレー銀行の破綻を契機とする金融システム不安はありながら、16日にECBは利上げを決定しました。また今後の追加的な利上げも示唆しています。
日銀に比べて明確なECBの利上げ姿勢を背景に、ユーロ買い・円売りが進むことで、中期的にユーロ円は上昇する(↑)可能性があります。
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ユーロドルの200EMAでの反発(↑)
ユーロドルは2月2日が天井となった後、下落が続いたものの200EMAタッチ後に反発する形となりました。
ユーロ円の値動きに影響を与えるユーロドルの200EMAタッチ後の反発を背景に、短期的にユーロ円も上昇する(↑)可能性があります。
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支持抵抗ライン
ユーロ円は、2023年に入り138~142円台のレンジが続きました。しかし2月に入ると、緩やかなレンジの上方ブレイクが発生しており、直近高値は3月2日の145.56円です。ただし3月はジリ安が続き、20日には直近安値となる138.82円まで下落しました。その後の反発により、本日22日は142円台半ばで取引されています。
142円台半ばにはピボットポイントのR1~R3が142.81~143.25円に存在します。また5~10日移動平均線が142.60~142.66円にあり、テクニカル的な節目が142.7円前後の水準で近接しています。
テクニカル的な節目が近接する142.7円前後の水準が抵抗帯となり反落するのか、という点が今後の焦点となります。
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23日(木) ユーロ:3月消費者信頼感
24日(金) 日本:2月全国消費者物価指数(CPI)
ユーロ:3月製造業・サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
30日(木) ユーロ:3月消費者信頼感・経済信頼感
31日(金) 3月東京都区部消費者物価指数(CPI)、2月失業率他、2月鉱工業生産
ユーロ:2月失業率、3月消費者物価指数(HICP)
3日(月) 日本:1-3月期日銀短観
ユーロ:3月製造業購買担当者契機指数(PMI)
4日(火) ユーロ:2月卸売物価指数(PPI)
5日(水) ユーロ:3月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
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