米で12月11日にワクチン摂取開始か:ドル円見通し

23日のドル円は、103.80付近でやや強含みの推移。
今後のドル円は、米でのコロナワクチン供給開始観測や米経済対策協議再開への期待感で底堅い推移 (↑) が継続しそう。

なお前取引日20日は、米の新型コロナ新規感染者数が毎日10万人を超える水準となり都市封鎖などが加速するとの見方から、景気見通し懸念が強まりドル売り優勢で円高展開 (↓) 。
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米でワクチン12月11日摂取開始の可能性

米国での新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからないなか、累計感染者数は1200万人を突破し、米疾病対策センター(CDC)が米の感謝祭シーズンへ向けた旅行の自粛を呼びかけたほか、各都市・各地域でロックダウン(行動制限)措置の導入が広がるなど、景気下振れを警戒する声が高まっています。

すでに市場では、来年2021年第1四半期(1〜3月期)の米GDPが前期比年率1.0%減とする見通しが報じられたことが一部で注目を集めており、先週末はドル売りがやや優勢となって、ドル円は頭重い推移のなか越週となっていました。

ただ一方では、ドル円の底値の堅さも注目を集めています。先週末20日のレートは上値が重い推移とはいえ103円台後半を維持、また米政府とFRB(米中銀)が行っていた緊急融資制度の期間終了にともなって米政府へ変換されることになる資金が経済対策にまわされるとの見方が報じられた際は、一時ドル買い優勢 (↑) となる場面も見られています。

この底堅さの背景には、先週にかけ続いた新型コロナワクチンや新薬の開発進展報道が一助となっているとの見方があります。とくにワクチンに関しては、米ファイザー社が20日に申請したワクチンが、12月10日前後に承認されるとの見通しが報じられており、さらに米政権からは「承認後の摂取開始は11日か12日」「これで米人口の70%が免疫獲得すれば2021年5月頃には経済が正常化の可能性」とのコメントも語られています。

このほか21日には米リジェネロン社のワクチンも米政権により緊急使用許可を受けたと報じられるなど、市場では、目先のコロナ拡大へ警戒が高まる一方で、ワクチンや新薬の開発進展が見通し不透明感の後退に寄与しているもようです。

このところドル円は上値が重く、売りがかさめばボリンジャーバンド-2σ(雲下限)103.40付近や11月6日安値103.18といった節目まで下値拡大も警戒されたものの、一方ではワクチン報道や新薬報道が支えとなって下値は限られており、今後さらにワクチンなどの緊急使用許可承認や供給開始時期について確報が流れた場合は、リスクオンでドル高急伸 (↑) ののち105円台が視野に入ってくる可能性も浮上しています。

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リスクオンで反発か?次の下値メドは?

米経済対策の協議再開にも期待感

また先週末には、米上院議会の与野党トップが、このところ棚上げされていた米追加経済対策の協議を再開することで合意と伝わり、市場心理の一定の支えとなる場面も見られています。

現・野党民主党が提出した2兆ドル規模の巨額経済対策案に対し、与党共和党はこちらを通過させる姿勢を示しておらず、双方の主張はいぜん隔たりが大きいものの、米でコロナ感染が急拡大するなか経済対策協議再開へ寄せられる期待感は大きなものとなっています。

すでに共和党は自身の対策案を増額することで民主党案への妥協を図っており、また一方では、2兆ドル規模対策を主張する民主党ペロシ下院議長へ「民主党側も歩み寄りを示すべきでは」との声も出ていることで、近くいずれかが妥結を図る動きを示す可能性もあります。

米政府による経済対策はコロナ下の経済支援に不可欠とみられることから、市場では「いずれ妥結するしかない」との見方が続いており、今後何らかの確報が出た場合は、こちらもリスクオンを強める要因となりそうです。

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米経済対策協議が再開へ、プロのドル円予想は?

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英EU離脱問題はFTA合意間近か

今週頭にも妥結を迎える可能性があるとされていた英国のEU離脱に伴うFTA(自由貿易協定)協議に関し、EUのフォンデアライエン委員長は「この数日で評価すべき進展があった」とコメントしており、英EU離脱問題に関する不透明感が後退との見方からリスクオンの流れが発生、こちらもドル円の底堅さに寄与しています。

英国では、EU離脱問題に関して強硬派であった英高官が辞任したことで、英国がより融和的な路線にシフトし、EU離脱に伴う混乱が回避されるのでは、との見方が浮上していました。こちらも、FTA協議で何らかの確報が出た場合は、リスクオンの強まる契機となる可能性があります。

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英EU離脱問題に光明、プロのドル円予想は?

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その他のドル円予想トピックス

・次期米財務長官に前FRB議長イエレン氏選任か (↑)
・NZ・7-9月小売売上高は市場予想上振れ (↑)
・日本でコロナ感染の過去最多更新続く (↓)
・米地区連銀総裁から悲観的見通し相次ぐ (↓)
・菅首相の円高対応「遅きに失した」との声 (↓)

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