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【第五週後半・ドル円予想と根拠】米で重要経済指標が目白押し、下振れ限定なら円安余地も
週頭からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今週後半のドル円相場予想を行います。
目次
今日までの市況 ダイジェスト
今週頭のドル円相場は、日銀政策決定会合での追加金融緩和の決定への期待感が支え (↑) となり上昇した後、原油価格の下落によりリスク回避が進行し (↓) 、高値107.62から安値106.99の下落トレンドで推移しました。
原油価格の下落 でリスク回避が進みドル円下落
週頭27日、107.52で東京時間オープンとなったドル円は、日銀政策決定会合での追加金融緩和決定への期待感から上昇 (↑) し、まもなく高値107.62に到達しました。しかし日銀の追加金融緩和内容が報じられると材料出尽くしとなり失速、また原油価格の下落もあり夕刻までは下落が続きました。
続くNY時間には、原油価格の下落が加速しリスク回避の流れが強まる (↓) なかで、107円台を下抜けて安値106.99をつけました。その後は下げ一巡となり、やや戻したところでクローズとなりました。
こうしたなか、この日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、日銀政策決定会合での追加金融緩和の決定によるリスク回避解消 (↑) での円安 予想、またその後の、原油価格の下落によるリスク回避進行 (↓) での円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、原油価格の再下落、および米で目白押しの重要経済指標見通しが、アナリストらから材料視されています。
原油価格に二番底懸念
先週前半には歴史的な下落局面を迎えたのち、先週後半にはひとまず反発していた原油価格ですが、昨日27日になると再び価格が下落に転じており、市場では原油価格が二番底を迎えるのではないかとの懸念が強まっています。こうしたなか、今週末にかけて原油安が継続し、リスク回避の流れでドル円が下落基調となる (↓) のではないか、という見方が浮上しています。
ただ一方では、原油価格はすでに27日の下落で二番底を形成している、との見方も出ています。このことから、今週後半の相場では原油価格が反発に向かい、そちらを支えにリスク回避の流れが巻き戻され、ドル円レートも上昇へ向かう (↑) 、との見解も挙がってきています。
こうした原油価格の見通しに関し、今後二番底へ向かうとの見方によるリスク回避の円高予想 (↓) と、すでに売り圧力が一巡しており週末にかけて反発するとの見方による円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜の米消費者信頼感など「悪化度合いは限定的」との声も
今週後半には、30日(木)の米・PCEや失業保険件数、1日(金)の米・ISM製造業など、重要な米経済イベントが目白押しとなっていますが、この4月に発表された米指標はいずれも大幅下振れが多く、その流れを引き継いで今週後半の米指標も大幅悪化となって、各指標の発表後にドル円が大きく下振れる (↓) のではないか、との見解が浮上しています。
ただ一方では、今月これまで発表されてきた経済指標がすでに大幅下振れとなっており、ドル円レートも今後の指標悪化をある程度織り込んでしまっている状況、との見方も出ています。このため、今週後半の各指標が市場の想定よりも大幅な悪化とならなかった場合は、悪材料消化との解釈からドルが買い戻されドル円が上昇する (↑) 、との見方も出ています。
今週後半に発表予定の米・PCEやISM製造業などに関し、4月に続いた指標悪化の流れを引き継いでの大幅悪化観測による円高予想 (↓) と、悪化幅が一定にとどまり悪材料消化との解釈が出ての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
29日(水) 米・1-3月期四半期実績国内総生産、FOMC政策金利発表
30日(木) 米・3月個人消費支出、新規失業保険申請件数
5月1日(金) 米・ISM製造業景況指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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