【11月6日 ドル円予想の根拠】リスクオン材料そろい相場急変への警戒感は一時後退か

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【11月6日 ドル円予想の根拠】リスクオン材料そろい相場急変への警戒感は一時後退か

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日6日のドル円相場予想を行います。

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昨日の市況 ダイジェスト

昨日5日(火)のドル円相場は、日米での株高の流れ米中通商協議の進展、またNY時間の米ISM非製造業の予想上振れを支えに、安値108.57円から高値109.25円のレンジで円安上げ幅を拡大する展開となりました。


(USD/JPY ~11月6日、15分足)

米株上昇と米中進展期待上昇でリスクオン

昨日東京時間のドル円は、米中通商協議の進展期待が高まっていることや、米雇用統計など前日までの米経済指標が底堅い内容となったことでリスクオンの流れが出ていたなか、高値圏108.70円付近でスタートしました。

日中、米株上昇を支えに日本株も堅調に推移したことで、ドル円レートも強含みの展開が続きましたが、その中で米が対中関税一部撤回を検討との報道が伝わると、米中交渉への見通し改善に拍車がかかり、レートは108.80円付近まで上昇して海外時間へと渡りました。

米ISM非製造業が上振れ109.00円を上抜け

続くロンドン時間にはやや方向感なく推移したものの、NY時間に渡ってまもなく発表された米ISM非製造業景況感指数が予想上振れとなると、米景気見通し懸念によるリスクオフ心理が大きく巻き戻されてレートが急上昇、結局NY時間には高値109.25円付近まで上昇したのち、円安一服となったところで昨日の取引を終えました。

こうしたなか、昨日のアナリスト予想を集計したところ、株高による円安モメンタムの強さや、米中歩み寄りを経た好材料浮上観測、そして昨夜の米ISM非製造業への改善期待による円安予想が優勢であったことが、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版の内容で言及されており、これらが的中する結果となりました。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場では、米中交渉進展に関するトランプ米大統領の動向見通しが強い関心を呼んでいるほか、109.00円を上抜けたことでのテクニカルシグナルも、アナリストらから材料視されている状況です。

相場急変へ警戒感高めるアナリストを散見

昨日、トランプ米大統領が対中関税の一部撤廃を検討しているとの報道が伝わり、米中通商交渉への進展期待が高まったことで、市場の同問題にまつわるリスクオフ心理は大きく後退し、強い円安圧力が発生しています。

ただ、今年中頃までの展開を振り返れば、こうした事態好転のあとには、突然トランプ米大統領が不測の発言をすることでレートが急落する「トランプツイート」や、米中それぞれの側が対立姿勢を突如強めるなどの悪材料が出たことも多く、その度に市場は混乱におちいっていました。

現在は、すでに来年の米大統領選まで1年を切っており、トランプ米大統領も選挙再選をにらんで景気懸念を呼ぶリスクは犯したくないと考えている可能性も否定はできません。しかし、今日のアナリストらの予想を見渡すと、米中交渉に関し、トランプ政権の歩み寄りによる円安予想が出ている一方で、やはりトランプツイートや米中対立姿勢の再燃といった予期せぬ悪材料での円高リスクを警戒する声も挙がってきていることがわかりました。

この、米中交渉の状況分析にもとづいた円安予想と円高予想で、どちらのほうがより多いアナリストの支持を得ているかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご覧ください。

109.00円上抜けで高値水準切り上げなるか

また、今日の相場では、109.00円を上抜けたことでのテクニカルシグナルも、今日のドル円材料として多くのアナリストから言及されています。

昨夜から今日午前中にかけてのドル円レートは、200日移動平均線が位置し、かつ心理的節目でもあった109.00円を明確に上抜けた水準まで上昇しており、レンジ高値水準への意識がこれまでとは変化してきている、との見解が複数アナリストから挙がっています。

こうした中で、上値抵抗線となる水準が、これまでの109.00円付近よりもさらに一段上の水準へと高まったとの見解が見られています。今日の上値抵抗線として注目されるテクニカルシグナルや、109.00円上抜けによる上昇モメンタムの強まりを何人のアナリストが材料視しているかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご覧ください。

なお、このほかにも、今日から来週にかけては、とくに重要な経済イベントや経済指標発表が多く控えています。これらも、結果が悪化なら米利下げ観測増で円高、改善なら米利下げ観測後退で円安の可能性が強まるため、ドル円材料として市場から強い関心が注がれている状況となっています。

6日(水) 米・MBA住宅ローン申請指数
7日(木) 米・失業保険申請件数
8日(金) 米・卸売在庫、ミシガン大消費者態度指数

これらの経済イベントが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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