【28日ドル円予想】今夜からFOMCで米金利先安観、ドル安トレンド続くか

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【28日ドル円予想】今夜からFOMCで米金利先安観、ドル安トレンド続くか

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日28日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日27日のドル円相場は、米中関係悪化による地政学リスクの高まり (↓) を受けたドル安に加え、カリフォルニア州やフロリダ州など米国各地でのコロナ感染再拡大 (↓) もリスク回避に拍車をかけ、高値106.10円から安値105.11円の下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~7月28日、15分足)

なお、今日28日のドル円相場は、コロナ拡大による米景気不安でのドル売りがひとまず一服し、今日朝方と比較して30銭ほど円安となる105.60前後で推移しています。 (105.21 – 105.69)

米中対立による地政学リスクの高まりを受け106円割れ

前取引日27日、高値付近106.00円でオープンとなったドル円は、国内株式市場オープン前にひとまず高値106.10円をつけたものの、その後は米での中国総領事館閉鎖などによる米中対立激化懸念を重荷にリスク回避のドル安 (↓) が進み反落、106円を割れてなお下落が続きました。

続くNY時間になると、スペインなど欧州で新型コロナ感染第二波が深刻化するなか、カリフォルニア州やフロリダ州をはじめとする米国全土でも新型コロナ感染者がきわめて高水準となり、こちらを受けての米景気回復見通しの不透明感が台頭 (↓) 、下落に拍車がかかって安値105.11円に到達しました。その後は若干戻し、105.38円でクローズとなっています。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米中双方の領事館の閉鎖通告など地政学リスクの高まりによるリスク回避 (↓) 、及びスペインでコロナ感染者数が再上昇しておりアメリカでも同じ事態が懸念される見通し (↓) での円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、FOMC開始による米金利市場の動向、および今夜の5月ケース・シラー米住宅価格指数など米経済指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

FOMC開催、米金利先安感でのドル売りどこまで

本日28日から明日29日にかけ、米国でFOMC(中銀会合)が開催されます。今回のFOMCでは、大幅な政策変更は予想されていないものの、2022年までのゼロ金利政策の継続が改めて示されると見られており、米金利の先安感が強まることでドル売り圧力が高まるとの見方から、FOMC開始後の今夜NY時間以降にドル安が進むのではないか (↓) 、とのアナリスト見解が出ています。

ただし一方で、すでに米金利の低下を受けたドル安が昨日27日の相場で観測されていることから、今後の米金利先安観によるドル売り圧力はレートにおおよそ織り込み済みであるとして、むしろ今夜NY時間にかけてはドル売りが一巡し反発へ向かう (↑) 、との見解も見られています。

こうした、FOMCにまつわる米金利見通しに関して、米金利先安観の強まりからドルが売られることによる円高予想 (↓) と、すでにレートが織り込み済みとして今夜にかけドル売りが一巡となることによる円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜米ケース・シラー住宅指数など発表、上振れでの心理改善期待強く

今夜22:00には米・5月ケース・シラー米住宅価格指数など、また23:00以降には米・7月消費者信頼感指数などと、今夜NY時間には米国で代表的な経済指標が順次発表となります。

これに先立って発表された、先週の米・5月住宅価格指数といった住宅関連指標は市場予想を上回る好結果となっていたことから、同じく本日の米・5月ケース・シラー米住宅価格指数についても、先週の流れを引き継ぎ上振れとなって、米経済回復への期待感からリスクオンの円安が進む (↑) 可能性があります。

ただ一方で、米景気指標として注目されることの多い米・新規失業保険申請件数は、直近の発表結果が市場予想を下回る結果となっていたことから、市場では米経済活動回復の遅れを懸念する声も高まっています。こうしたなか、今夜発表の米・7月消費者信頼感指数などもさえない結果となる可能性が高いとの見方から、今夜の各指標発表時間後に米経済回復の遅れへの懸念が高まり、リスク回避の円高が進む (↓) のではないか、との見解も浮上しています。

今夜22:00から順次発表となる米・5月ケース・シラー米住宅価格指数や7月消費者信頼感指数などに関し、先週発表された米住宅関連指標の流れを引き継ぎ堅調な結果となっての円安予想 (↑) と、直近の米・新規失業保険申請件数の回復鈍化の流れを受けさえない結果となっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

28日(火) 米・5月ケース・シラー米住宅価格指数、7月消費者信頼感指数
29日(水) 米・MBA住宅ローン申請指数、FOMC後の政策金利発表及びFRB議長会見
30日(木) 米・4~6月期四半期実質国内総生産、新規失業保険申請件数
31日(金) 米・6月個人消費支出、7月ミシガン大学消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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