【11日ドル円予想】米ゼロ金利継続でドル安も、今夜の米雇用指標に改善期待

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【11日ドル円予想】米ゼロ金利継続でドル安も、今夜の米雇用指標に改善期待

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日11日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日10日のドル円相場は、米株上昇の一巡 (↓) が重しとなるなか、さらに米CPIが市場予想を下振れ (↓) となったことも円高に拍車をかけ、高値107.87から安値106.98の下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~6月11日、15分足)

米株続落と米金利先安感でリスクオン一服

前取引日10日、高値付近の107.71でオープンとなったドル円は、ひとまず方向感を欠いた推移のうちに高値107.87まで小幅上昇したものの、このところ上昇していた米国株が昨日10日にかけて大幅反落 (↓) となっていたことでリスクオン相場の一巡が意識され、東京時間オープン後は円高推移が続きました。

続いて夜間には、米・5月消費者物価指数(CPI)が市場予想下振れ (↓) となり円高に拍車がかかったうえ、米株もひきつづき軟調展開となり、さらにはFOMCパウエル会見でゼロ金利継続の見通しが示されたことも重荷となって、レートはクローズまで下値圏での推移が続きました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米株上昇一巡によるリスクオンの巻き戻し (↓) 観測や、米CPIなど米指標の下振れ懸念 (↓) による円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、イールド・カーブコントロールの導入をめぐる報道、および今夜の新規失業保険件数などの結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

イールドカーブ・コントロール導入めぐり見通し交錯

昨夜のFOMCでは、ゼロ金利継続の意向が示されたほか、米長期金利の上昇を抑制する措置である「イールドカーブ・コントロール」の導入を今後検討するとの意向も示されました。これらによる米金利先安感から、今夜NY時間にかけてのドル円はドル売り圧力の強まりにより円高展開となる (↓) との見方が出ています。

ただ一方では、昨日のFOMC時点ではイールドカーブ・コントロール導入が見送られたということになり、ひとまずは米金利がこれ以上の下落圧力にさらされるとの見通しが後退していることから、過度な米金利低下への警戒感が巻き戻されてドル円に底堅さが戻る (↑) との見解も浮上しています。

こうした米金利見通しに関し、ゼロ金利継続やイールドカーブ・コントール導入検討を受けての円高予想 (↓) と、ひとまず目先ではイールドカーブ・コントロールが導入見送りとなったことによる過度な懸念後退での円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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米新規失業保険件数が発表、米雇用統計の流れ引き継ぎ改善か

今夜21:30には、米・前週分新規失業保険申請件数など、ドル円レートに影響力を持つ米経済指標が発表となります。なお、とくに米経済との相関が高いとされる先週末の米雇用統計は大幅改善となっていたことから、今夜の米新規失業保険件数も底打ち・反発傾向が示される (↑) との期待感が出ており、発表とともにレートが円安へ振れる可能性が指摘されています。

ただ一方では、米卸売売上高や米CPIといった週明け以降の米指標はいずれも市場予想を下回っていたことから、この流れを引き継いで今日の米指標も悪化となり、指標発表後にレートが下落する (↓) のではないか、との見方も示されています。

今夜21:30の米新規失業保険件数などに関し、先週末の米雇用統計改善を引き継いで上振れとなっての円安予想 (↑) と、週明け以降の米指標がさえない結果となっていた流れが続き結果下振れとなっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

11日(木)米・5月卸売物価指数(PPI)、新規失業保険申請件数
12日(金)米・5月輸入物価指数、6月ミシガン大学消費者態度指数

15日(月)米・6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
16日(火)米・5月小売売上高、5月鉱工業生産
17日(水)米・MBA住宅ローン申請指数、5月住宅着工件数
18日(木)米・新規失業保険申請件数
19日(金)米・1-3月四半期経常収支

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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