【今週のドル円予想】ウイルス悪影響甚大も、各国景気対策へ期待(3月16日~20日)

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【今週のドル円予想】ウイルス悪影響甚大も、各国景気対策へ期待(3月16日~20日)

先週のドル円市況を回顧しつつ、今週3月16日~20日のドル円相場予想を行います。

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先週の主な材料

先週のドル円相場は、新型コロナウイルスの感染拡大懸念 (↓) で大幅に円高へ振れたのち、各国の経済対策への期待感 (↑) で反発し、安値101.18から高値106.11という広いレンジを行って来いとなっています。


(ドル円為替レート、~13日、1時間足)

ウイルスリスクで急落も、景気対策観測で持ち直し

先週頭9日、105.36でオープンしたドル円は、新型コロナウイルス感染拡大 (↓) で弱気材料に反応しやすい地合のなか、サウジ原油増産観測による原油安 (↓) が引き金となってフラッシュ・クラッシュが発生、週安値101.18まで一気に急落しました。

またその後、ウイルス懸念で米株が30%以上下落となり弱気相場入りが確認される (↓) など、大きな重し材料が継続しましたが、一方では、米および各国の大規模な景気対策へ期待が高まり (↑) 、レートは週末にかけ反発、週高値106.11まで戻しました。

こうしたなか、先週配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型ウイルス感染拡大による景気への悪影響懸念での円高予想 (↓) 、および、各国政府や中銀による大規模景気対策へのシフト観測での円安予想 (↑) が掲載されており、これらが的中する結果となりました。

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今週のドル円予想

今週のドル円相場では、新型ウイルス問題をうけての各国景気対策見通し、および、米FOMCでの金利発表と経済見通しが、ドル円市場の大きな材料となりそうです。

ウイルス問題重荷も、各国経済対策へ期待高まる

新型コロナウイルスの感染が世界各国で拡大するなか、経済的悪影響が次第に表面化してきており、各国政府および中銀は、これ以上の景気見通し悪化を抑止する目的で、減税や利下げといった大規模な景気対策を行う動き (↑) を示しています。

こちらへ期待の声が高まり、今週にかけ円安回帰の予想が出ているものの、一方では、「景気対策をしてもウイルス感染が止まるわけではない」として、さらなる経済的悪影響の増大観測 (↓) から円高予想をとなえるアナリストも見られている状況です。

こうした、新型コロナウイルス問題の見通しに関し、各国の大規模な景気対策への期待感による円安予想 (↑) と、ウイルス感染拡大による景気見通し悪化での円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は今週配信の「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認下さい。

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FOMCでの米金利発表と経済見通しに高い注目

また今週には、FOMCでの米政策金利発表やパウエル長官会見が控えており、市場から高い注目が集まっています。こちらは追加利下げが確実視されている状況で、そのとおりとなれば、結果確認と同時にリスク回避の動きが巻き戻され円安に振れる (↑) 可能性があります。

ただ一方では、新型コロナウイルス感染拡大による経済的悪影響の大ききさを考えると、米FRBを含む各国中銀ができる金融政策の効果は疑問視されるとの声もあるため、金利発表は無風で通過し、さらにパウエル会見で悲観的な見通しが語られドル円下落 (↓) 、というシナリオも考えられます。

今週のFOMCにまつわる見通しに関し、景気対策での利下げやパウエル発言に期待での円安予想 (↑) と、ウイルス問題に関するリスク回避の動きが極大化しての悲観的見通しの強まり (↓) による円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認いただけます。

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なお、この他に今週にかけて発表される米指標は、次のようなものも注目されています。

16日(月) 米・3月NY連銀製造業景気指数
17日(火) 米・2月小売売上高(前月比)
18日(水) 米・FOMC後のFRBパウエル議長会見
19日(木) 米・3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
20日(金) 米・2月中古住宅販売件数

こうした経済指標が何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。

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