【19日ドル円予想】米株高を材料視、パウエル追加緩和言及なら円一段安も

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【19日ドル円予想】米株高を材料視、パウエル追加緩和言及なら円一段安も

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日19日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日18日のドル円相場は、米国や中国での新型コロナ「第二波」懸念 (↓) 米・新規失業保険新政権数の下振れ (↓) が重しとなり、高値107.13から安値106.66のレンジで下落しました。


(USD/JPY ~6月19日、15分足)

米・新規失業保険申請件数が予想下振れ、上値重い推移続く

前取引日18日、107.00でオープンとなったドル円は、昨日にかけて流れた米国や中国で新型コロナ新規感染者が増加しているとの報道を受けた感染拡大「第二波」への懸念 (↓) を重荷にドル売りが先行、ひとまず106円台なかばまで下落しました。ただしその後は売り一巡となって戻し、ひとまず始値をやや上抜けた高値107.13まで反発しました。

しかしNY時間になると、地合いの悪さから再び反落、さらにその後発表された米・新規失業保険申請件数が市場予想を下振れ (↓) たことでドル売りが加速し、安値106.66まで下落しました。その後は下げ一巡となってやはり始値付近に戻し、107円手前でクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナ感染拡大「第二波」への懸念台頭 (↓) 観測や、その後の米・新規失業保険申請件数に対する下振れ懸念 (↓) を重しとした円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、高値圏推移となっている米株の見通し、および今夜のパウエル議長講演への追加緩和言及期待が、アナリストらから材料視されています。

高値圏の米株価を材料視、今週末の見通しは交錯

6月に入ってからの米経済指標はさえない結果のものが続いており、米国の実体経済がコロナショックからの立ち直りを示せていない状況です。しかし、こうしたなかでも米株は高値圏での推移となっており、実体経済から乖離している、という認識が浮上しています。このため、週末で売りの出やすい今日19日の相場で、米株が調整売りの下落傾向となり、これによる心理悪化が波及して、今夜NY時間にかけてのドル円も円高に振れる (↓) のではないか、という見方が出ています。

ただ一方では、米トランプ政権は1兆ドルにものぼる大規模な経済対策を導入する意向との報道が出ており、こちらへの期待感が相場の心理さ支えになっている状況でもあります。このため、今夜NY時間にかけては、米政権による追加経済政策についての続報が出揃うことでリスクオン心理が台頭し、株価も堅調さを維持して円安が進む (↑) 可能性がある、との見解も見られています。

高値圏推移となっている米株の見通しに関し、実体経済との乖離を修正するかたちで下落し心理悪化が波及するとの円高予想 (↓) と、米トランプ政権の追加経済対策を材料視した株高継続による円安予想 (↑)で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜のパウエル議長講演でイールドカーブコントロール言及へ期待感

今夜NY時間、FRBパウエル議長の講演が予定されており、そちらの内容に市場の注目が集まっています。講演内容の大部分は、先週のFOMCや昨日までの議会証言と同様のものとなる見通しですが、そちらに加え、「イールドカーブ・コントロール」導入などの金融緩和措置へより踏み込んだ発言が出るとの観測が出ており、これによりリスクオンが進んで講演後ドル円が上昇する (↑) 可能性が指摘されています。

ただし一方では、このところ発表された米経済指標の一部はいぜん底堅い結果となっていたことなどを背景に、今夜のパウエル講演で、FOMCや議会証言で言及された以上の緩和措置に関する内容は語られない、との見方もあることから、講演後に緩和期待のリスクオンが巻き戻されて円高推移が強まる (↓) との見方も出ています。

今夜NY時間に予定されるFRBパウエル議長の講演に関し、イールドカーブ・コントロールなど追加緩和への言及がなされることによるリスクオンの円安予想 (↑) と、米景気見通しに特段の変化がなく追加緩和への期待感が空振りとなることでのリスクオン巻き戻しによる円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

19日(金)米・1-3月四半期経常収支

22日(月)米・5月中古住宅販売件数
23日(火)米・6月製造業購買担当者景気指数、5月新築住宅販売件数
24日(水)米・4月住宅価格指数
25日(木)米・1~3月四半期実質国内総生産(GDP、確定値)、新規失業保険申請件数
26日(金)米・5月個人所得、5月個人消費支出

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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