【11月7日 ドル円予想の根拠】米中期待に調整の動きも、反発うかがう見方は継続

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【11月7日 ドル円予想の根拠】米中期待に調整の動きも、反発うかがう見方は継続

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日7日(木)のドル円相場予想を行います。

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昨日の市況 ダイジェスト

昨日6日(水)のドル円相場は、米中通商交渉に関する一部合意期待で高値圏から始まったものの、節目109.00円を上抜けで円安一服の商状となるなか、さらにNY時間にはトランプ政権より米中一部合意署名の延期や合意なしの可能性について発言も出たことが米中協議へのサプライズ悪材料となり、高値109.19円から安値108.81円まで円高方向へ振れる展開となりました。


(USD/JPY ~11月7日、15分足)

109.00円上抜けで円安一服

昨日東京時間のドル円は、米中通商協議に関する第一段階合意を前に、トランプ政権が既発の対中関税を一部取り下げる可能性も示唆したことで、高値圏109.15円付近からスタートしました。

日中は高値109.19円までじり高となったものの、これまで上値抵抗線となっていた109.00円の上抜けを果たした直後で円安一服の感が強まり失速、ロンドン時間にかけて109.00円付近まで押し下げられたところでNY時間へと渡りました。

前進後退繰り返す米中問題で下値リスク顕在化

NY時間序盤のドル円は底堅く推移したものの、その後トランプ政権が「米中第一段階合意へのが12月に延期の可能性」「第1段階協議が合意に達しない可能性もある」と発言したことが報じられると、こちらが米中合意期待に水を差すサプライズ悪材料となり安値108.81円まで下落、上値を抑えられたまま108円台でクローズとなりました。

こうしたなか、昨日のアナリスト予想集計結果では、節目109.00円を上抜けた水準で円安一服との見方や米中合意期待が高まると悪材料が出るこれまでのサイクルに注目した円高予想が複数のアナリストから挙がっていたことが、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版の内容で指摘されており、これらが的中する結果となっています。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場では、米中通商交渉の次の展開に対する市場の見方が材料視されているなか、さらに、いったん節目を上抜けたタイミングでの下値テクニカルシグナルが複数のアナリストから注目されている状況です。

調整一巡後に米中期待で買い優勢の見方も

昨日の相場では、トランプ政権から合意署名延期や合意未達の可能性について発言があったことが材料視され、ひとまず円高の流れが強まったところで、今日の相場へと続いています。

しかし、これで米中通商協議そのものが中断されるといった懸念はとくに高まっておらず、むしろ着実に合意へ向け前進しているとする見方は根強いものとなっています。

このことから、現在の調整売りの流れが一巡すれば、ふたたび米中合意期待が再燃し、買い優勢の展開へ回帰する、との見解も出てきている状況です。

こうしたなか、今夜NY時間にふたたび活発化するとみられる米中関連の報道ヘッドラインを市場がどのように解釈するかで、今夜のドル円レートが振らされる展開となりそうです。こちらにつき、アナリストによる相場予想の集計結果は、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認いただけます。

レート反発の水準を探る動き顕著に

また、今日の相場では、長らく節目と見られていた109.00円を上抜けた後でのテクニカルシグナルによる下値メドも、複数のアナリストから注目されています。

振り返れば、今年6月以来の半年間近くにわたり、109.00円付近の水準はレートの上値抵抗線となっており、この間、ドル円は同水準の明確な上抜けを果たしていませんでした。

しかし今週の相場では、ようやくこの水準を上放れた109.25円まで上昇しました。このことから、現在も相場の上昇モメンタムはいぜん強いままとの見方が、複数のアナリストから出ています。

こうしたなか、目先では軟調推移となっているドル円レートがどのあたりの下値水準で反発するかにアナリストらは関心を寄せており、今日の下値(反発点)を示すテクニカルシグナルに注目が集まっている状況です。

これらの安値テクニカルポイントのなかで、より多くのアナリストが注目を寄せている水準については、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご覧ください。

なお、このほかにも、今週は重要な経済指標発表が多く控えています。これらも、結果が悪化なら米利下げ観測増で円高、改善なら米利下げ観測後退で円安の可能性が強まるため、ドル円材料として市場から強い関心が注がれている状況となっています。

7日(木) 米・失業保険申請件数
8日(金) 米・卸売在庫、ミシガン大消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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