【9月12日 ドル円予想と根拠】米の対中関税延期で円安も、今夜ECB会合に円高警戒感

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【9月12日 ドル円予想と根拠】米の対中関税延期で円安も、今夜ECB会合に円高警戒感

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今日9月12日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は107.38 – 108.24となっています。

本日の集計結果では、米中摩擦問題での両国歩み寄りを好感して円安期待が出ている一方で、今夜のECB会合にハト派観測が出ており、ユーロ安からドルつれ安となるかたちで円高圧力がかかる、との予想も出ている状況です。

今日までの流れ:米中問題進展で円安、米指標上振れも支えに

昨日から今日にかけてのドル円相場は、107.50円台から108.10円台のレンジで、堅調な推移が続いており、先週始値(106.05円)と比較して2円以上の円安となっています。


(USD/JPY ~9月12日、1時間足)

昨日11日の東京時間、ドル円は107.60円台でスタートののち、米中貿易摩擦問題に関して両国が歩み寄りを見せていることで107.80円近辺まで上昇、続くロンドン時間も同価格帯で小動きの展開が続き、NY時間へと渡りました。

NY時間には、中国が米輸入品への追加関税を一部免除と発表しトランプ米大統領から「大きな動きだ」と評価のコメントが出たことで、米中の歩み寄りが意識され107.85円まで上昇、さらにその後、米PPIが予想を上回ったことも支えに、同価格帯近辺で今日の取引へと渡りました。

なお、昨夜のアナリスト予想を集計した結果としては、米中歩み寄りでの交渉進展米PPIの伸び加速といった見通しに注目するアナリストが多勢となり、円安予想が優勢であったことが、昨日配信のドル円アナリストまとめレポート(有料版)で指摘されており、昨日はこれらの予想が的中したかたちとなりました。

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今日のドル円予想:米中歩み寄りで円安も、今夜ECB会合に円高警戒感

今日12日、アナリストらが注目する今日のドル円材料では、米中摩擦問題での両国歩み寄りを好感した円安予想が出ているものの、一方では、今夜のECB会合にハト派観測が出ており、これが実現すればユーロ安からドルつれ安で円高へ波及する、との予想も出ています。

米が対中関税延期、リスクオン心理が一段上昇

今日12日は、東京時間に入ってまもなく、トランプ米大統領が「10月1日の対中関税を10月15日へ延期する」とツイートし、こちらで米中歩み寄りへの意識がさらに強まるかたちとなって、レートは108.00円台まで上昇、なお強含みの推移が続いています。

振り返れば、先週末の米中10月交渉再開の報道から、香港情勢改善による米中対立激化懸念の緩和、さらに中国の米農産品購入拡大報道と、今週は米中関連のヘッドラインで好材料が続いており、市場のリスクオン姿勢が明確化してきています。

こうした状況を背景に、今日の相場では円安圧力が勝る、というのが、これらアナリストらの見解と言えます。

ECBハト派ならドル安観測、ただ市場では別ケースへの見解も

一方では、今夜のECB会合にハト派観測が出ており、こちらが予想どおりとなってユーロ安につながれば、米ドルもつれ安となってドル円へ波及し、ドル安円高の流れとなる、という見方も、アナリストから言及されています。

今夜のECB(欧中銀)政策会合における金利引下げはすでに確実視されていますが、さらなる景気刺激策が実施されるかどうかは市場の見方が定まっていない状況です。そのため、ECB発表見極めで夜まで買い抑制の動きが見られる可能性があるほか、ECB発表後にユーロ安・ドル安の流れが出る可能性もある、というのが、これらアナリストの見解と言えます。

ただ注意したいのは、ECBが量的緩和など強い緩和姿勢を示せば、ユーロ売り・ドル買いでドル円を押し上げ円安圧力にもなる可能性がある点です。こうした予想がそれぞれどれほどの量のアナリストに支持されているかを調査した結果は、今日のドル円アナリストまとめレポート(有料版)で公開されています。

このように、米中歩み寄りによる円安予想と、今夜のECB会合を材料とした円高予想、さらにはECB緩和が予想上振れでの円安予想で、それぞれを支持するアナリストの内訳を比較した結果、より影響力の大きいものが、今日の相場で材料視される可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。

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今夜の米CPIにも強い関心、アナリストらの見方は

アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、この他にも、重要経済指標となる今夜21時半の米・消費者物価指数(CPI)があり、こちらの結果発表とともにレートに影響が出る可能性などが材料視されています。

こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。

本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。

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