NVIDIA(エヌビディア)は2024年8月28日に2024年5〜7月期(2Q)の決算発表した。
決算結果は市場予想を上回る結果となり好決算と言えますが、その後株価は下落しました。NVIDIAの決算結果と株価が下がったポイントを解説します。
NVIDIA2024年5-7月期決算結果
売上高 | 300億4000万ドル |
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純利益 | 165億9900万ドル |
EPS | 0.67(+168.00%) |
8〜10月期の売上高予想 | 325億ドル |
売上高は前年同期比2.2倍の300億4000万ドルで過去最高。純利益も前年同期比2.7倍の165億9900万ドルと市場予想を上回る結果となりました。
なお次四半期(8-10月期)の売上高見通しも市場予想を上回っている。
この成長は2024年に発売した新GPU「Blackwell(ブラックウェル)」の影響も大きいと言えるでしょう。
NVIDIA 決算発表後の株価の動向
しかし決算発表後の時間外取引で株価は6%下落。これは好決算だったが、市場の高い期待に届かなかったことが影響している。
また、コロナ特需の反動や世界的なインフレ、金利上昇による可処分所得の減少による、半導体需要の鈍化を警戒している反応とも見れる。
一部の半導体に対する高すぎた期待に届かず、売りが出たのでしょう。このほか、Blackwellの量産出荷遅延の報告なども懸念材料となっているようだ。
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NVIDIA 今後の見通しとアナリストの評価
8〜10月期(3Q)の売上高予想は325億ドルと市場予想の317億7000万ドルを上回っているが、材料出尽くし感がある。
コンセンサスは、強気買いの評価が多く、証券アナリストの平均目標株価は143.1ドルで株価はあと13.92%上昇する予想となっている。
AI需要の将来性は依然として高く、長期的な業績の底堅さが期待されている。
今後もAI/半導体銘柄の注目は続くでしょう。
エヌビディア決算ページ
https://nikkeiyosoku.com/stock_us/financial_results/NVDA/