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日経平均は上昇!北朝鮮ミサイル発射でも日経平均が上昇する3つの理由

北朝鮮有事

本日の日経平均は北朝鮮がミサイルを発射したにも関わらず、昨日の終値より上昇して推移しています。

北朝鮮ミサイル発射で日経平均が上昇する3つの理由

直近の北朝鮮がミサイルを発射したときは日経平均が下落しているのが5回連続続いていました。
今日は、なぜ日経平均が上昇しているのでしょうか?

1、ドル円為替が、一度下落した後に戻ってきた

日経平均とザラバでは一番相関があるドル円為替が、北朝鮮のミサイル発射した直後に109.5円台まで下落していますが、その後、すぐに110円付近に戻っています。

北朝鮮ミサイル発射後のドル円為替9月15日

北朝鮮リスクの高まりでいったん下落しましたが、米経済指標好調で利上げ確率が高まったことが根底にあり、すぐ戻したのではないでしょうか。

8月の米消費者物価コア指数(コアCPI)が+1.7%と予想を上回り、米FRBがインフレ指標としている消費者物価指数が上昇したことから、インフレ期待が高まり、年内利上げが再燃し、一時111円台になるなど、ドル買いが活発になりました。

米利上げ期待が、北朝鮮リスクと拮抗していて、110円前後での推移になっているものと思われます。

110円を切らなければ、日経平均も大きく下がることはないと思われます。

3日前まで108円台でしたので、それに比べると円安になっていますので、日経平均が下げ渋りする事が考えられ、今回の日経平均の上昇になっていると思われます。

2、米国のトランプ政権の減税期待

トランプ大統領の減税政策が、今、議会で議論されていて、25日週に発表されるといわれています。
経済にプラスになるので、ニューヨークの株式が上がっていますので、釣られて日経平均が上昇しています。

株式は期待が先行して上昇しますので、今が一番上昇しやすい時期だといえます。

アメリカの株価が上昇すれば、PERなどが割安な日本の株にも外国人の買いが入りますので、日経平均が上昇しやすくなります。

3、FRBのバランスシートの縮小

19日から始まるFOMC(米連邦公開市場委員会)では、バランスシートの縮小が始まると思われます。

バランスシートの縮小が始まると米国債の買い入れが縮小されるので、長期金利が上昇して、日米金利差が開き、円安になりやすくなります。

円安になりやすい地合いでは、日経平均が期待で上昇しやすい状況になっています。

上記3つの理由のほかにミサイル発射で北海道上空を通過するのが2回目だという事が上げられ、投資家も慣れが生じてきていると思われます。
過去のミサイル発射の時もドル円、日経平均ともほとんど動かない時期もありました。

このままいくと今日の終値も日経平均は上昇で終わりそうですので、欧米市場がどうなるか注目が必要です。

現在までの日経平均の推移

日経平均が北朝鮮ミサイル発射でも上昇

現在(9:49)も+45円で推移しています。

午後から大きな動きがなければ、このままプラスで終わりそうです。

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