ヒンデンブルグ・オーメン点灯!2月の株価暴落も的中、6月に暴落が来るのか?

「ヒンデンブルグ・オーメン」が点灯

アメリカ市場の暴落危険シグナルの「ヒンデンブルグ・オーメン」が6月18日に点灯しました。
2月のリーマンショック以来の1日1000ドル以上のNYダウの暴落を的中させたヒンデンブルグ・オーメンが点灯したことで6月、7月に暴落が来る恐れがあります。
2月の暴落のときと過去のヒンデンブルグ・オーメン点灯時を検証していきましょう。

UPDATE:2018/7/26
7月26日に新しくヒンデンブルグ・オーメンが点灯しました。

ヒンデンブルグ・オーメン点灯!ナスダックの史上最高値からの暴落があるのか?

2018.07.26
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2月の暴落を的中させたヒンデンブルグ・オーメン点灯

ヒンデンブルグ・オーメンとは、NY市場の株価のテクニカル指標の一つで高値圏にあるが、52週高値や52週安値を記録する銘柄が拮抗してきている状態で短期的にマイナスのテクニカル指標が出ている状態です。
一度点灯すると30日間、暴落する可能性があると言われています。
詳しくは以下の記事で。

NY株式市場でヒンデンブルグオーメン点灯!最高値更新のNYダウも下落するのか?

2017.11.06

2018年2月の暴落の直前の1月30日にヒンデンブルグ・オーメンが点灯していました。

2月にリーマン・ショック以上の1日の暴落を記録した2018年2月5日のNYダウは、前日差-1,175.21ドル、2月8日は前日差-1,032.89ドルと4%超暴落しました。
その前後でも660ドル下落していたりして、NYダウが暴落局面になっていました。

○2018年2月の暴落時のNYダウのチャートとヒンデンブルグ・オーメン
2018年2月の暴落時のNYダウのチャートとヒンデンブルグ・オーメン

2月の暴落時は、

最高値:26616.71ドル(1/26)
ヒンデンブルグ・オーメン点灯(1/30)
最安値:23860.46ドル(2/8)
下落幅:-2756.25ドル
下落率:-10.4%

となっており、最高値の2営業日後にヒンデンブルグ・オーメンが点灯していて、その2営業日後から下落しています。

2月の暴落を的中させたヒンデンブルグ・オーメンですが、過去のヒンデンブルグ・オーメン点灯時は暴落していたのでしょうか?

過去のヒンデンブルグ・オーメン点灯時の暴落

2017年以降のヒンデンブルグ・オーメン点灯の日付です。

・ヒンデンブルグ・オーメンの点灯日
2018/6/18(直近)
2018/4/24
2018/1/30(暴落)
2018/1/19
2017/11/6
2017/10/26
2017/8/4
2017/7/10
2017/6/21
2017/6/16
2017/6/8
2017/6/1
2017/3/13

この中で暴落したのは、先程紹介した2018年1月30日の点灯時だけで、2017年は全く当たりませんでした。
2017年のNYダウは、2016年11月のトランプ大統領就任以来、下落局面と言えるような場面もなく、一本調子で上昇していましたので、ヒンデンブルグ・オーメンが点灯していても全く暴落の兆候もなく、逆に上昇していったわけです。

そのため、2018年になってからは、注目されなくなっていました。

しかし、今回の1月30日のヒンデンブルグ・オーメン点灯で暴落を的中させたことで、今後は、注意が必要でしょう。

世界株価 リアルタイムチャート

なぜ1月30日のヒンデンブルグ・オーメン点灯時に暴落したのか?

2月の暴落は、米国の利上げによる金利上昇懸念で暴落したと言われています。
今まで低金利が続いたことで、株式市場に流れていた資金が、金利が上昇することで債権などに流れて、株式市場から資金が流出したり、金利が上昇することで景気が腰折れするのではないかと予想されて、暴落しました。

ヒンデンブルグ・オーメン点灯時にファンダメンタルズの要素が加わったことで暴落したのです。
2017年は、ヒンデンブルグ・オーメンが点灯しても、暴落する要素がなく、株価が下がらず終わったということだと思われます。

今回のヒンデンブルグ・オーメン点灯は、米中の貿易摩擦懸念と米利上げ回数の増加といった暴落するためのファンダメンタルズ要素があり、暴落してもおかしくない状況になっています。

直近のチャートで確認してみましょう。

○過去3ヶ月のNYダウのチャート
6月18日のヒンデンブルグ・オーメン点灯時のNYダウのチャート

実際にチャートを見てみると前回の1月30日の点灯時と近く、高値が6月11日でその後、下落していて、6月18日にヒンデンブルグ・オーメン点灯となっており、高値の5営業日後となっています。

前回の1月30日のヒンデンブルグ・オーメン点灯時の暴落の時の高値と点灯の間隔に合わせると今回は、点灯の5営業日後の6月25日に暴落することになります。

現在の米中貿易懸念が拡大していけば、週末に新しい報道が出て、週明けに暴落という流れになるかもしれません。

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ヒンデンブルグ・オーメンの暴落確率

ヒンデンブルグ・オーメンが点灯した時の暴落する確率は、

・77% 株価が5%以上下落
・41% パニック売り
・24% 重大なクラッシュ


となっています。

1月30日の点灯時は、41%のパニック売りに相当するのと思われます。

重要なのは、ヒンデンブルグ・オーメンが点灯したからといって、必ず暴落するわけではないということと1985年以降の暴落時には、毎回ヒンデンブルグ・オーメンが点灯しているという一見矛盾に見える2つのことです。

ヒンデンブルグ・オーメンが点灯しても暴落にならないときがあるのは2017年の点灯時に全く下がらなかったことを思えば、すぐわかります。

2018年2月のように暴落を起こしたときは、その前にヒンデンブルグ・オーメンがほぼ必ず点灯しているという事実があり、簡単言えば「いつかは必ず当たる」というのがヒンデンブルグ・オーメンの当たる確率を表す言葉でしょう。

必ず当たるとは限りませんが、ヒンデンブルグ・オーメンが点灯したときは、暴落することがあるので、それに備えて心構えをしておく必要がありそうです。

eワラントが提供する本日のトレードインディケーターで確認できます。

 

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