日経平均の暴落を判定する「日経平均暴落ナマズ」を公開しました。
「日経平均暴落ナマズ」とは?
「日経平均暴落ナマズ」とは、今の日経平均が過去の高値とくらべて、どれくらい下落しているかを計測して、下落時に調整や暴落の注意報や警報を出すツールです。
過去の日経平均の下落は、
2.1年~3年に数回ある高値からの―10%~―15%程度下落する「調整」
3.8年~10年に1度のリーマンショックなどの―50%以上下落する「暴落」
と3種類に分けられます。
「日経平均暴落ナマズ」は、日経平均が下落した時に直近の高値から見て、どのくらいのパーセント下落しているかを計測して、過去の調整や暴落の事例から、一定以上の下落幅に達した時に「調整注意報」や「暴落注意報」などを出すツールです。
リーマンショック(サブプライム問題)の時の日経平均簿落ナマズ
実際にリーマンショックが起こる前の2007年のサブプライム問題の下落時にどのような注意報・警報を日経平均暴落ナマズが出していたか見てみましょう。
○2007年7月後半と8月の日経平均暴落ナマズの注意報・警報
※日経平均暴落ナマズ 2007年過去の警報・注意報
上記を見ると2007年の7月27日から調整注意報が出ているのがわかります。
2007年6月21日が高値となり、それより5%以上下落している7月27日に調整注意報が出ていて、それからは、どんどん下落していきますので、2008年に入ると年初から年末まですべての日が暴落警報となります。
日経平均暴落ナマズは、サブプライム問題の下落時に下落から1か月程度で調整と判断して、注意報を出していることがわかります。
2007年の7月末くらいから暴落を警戒しておけば、株価がどん底まで下落して、大損する前に売る判断ができるかもしれません。
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日経平均暴落ナマズの活用法
日経平均暴落ナマズは、下落した時に直近の高値とどれくらい離れているかを計測していますので、たとえば、日経平均が2万円を切った時などは、高値から何%下落しているかを確かめて、投資をする際の一つの目安にすることもできると思われます。
高値から、5%下落したら投資するなど、ボックス圏の時はある程度の値幅の中で動きますので、下落幅を参考に売買するのもありだと思います。
一番、効果を発揮するのは、暴落時に投資するときで、今までの暴落は、ほぼすべての暴落が-25%を超えると―60%まで日経平均が下落していますので、-25%を超えたところで買い始めて、下落している間、分割で投資する暴落投資法だと思います。
日経平均暴落ナマズは、日経平均が下落した時に毎回チェックするべきツールです。
○日経平均暴落ナマズ
http://nikkeiyosoku.com/crash/stockprice
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