NISA(ニーサ 少額投資非課税制度)は、投資初心者からベテラン投資家まで幅広く利用されている国の税制優遇制度です。
この制度では投資信託や株式などの金融商品を対象しています。効率的に資産を増やすためには、適切な投資先を選ぶことが重要です。
特に、米国株の高配当銘柄は、安定した配当収入を得ることができ、長期的な資産形成に向いていると言えるでしょう。しかし、多くの銘柄がある中で、どれを選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
本記事では、新NISAで購入したい米国株高配当銘柄を見つける方法と注意点について、初心者でも分かりやすく解説します。
高配当銘柄を配当利回り、直近配当金額、株価、時価総額から簡単に絞り込みが可能になっています。
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目次
NISAで米国株を購入するメリット
NISAは、投資家にとって非常に魅力的な制度ですが、特に米国株を購入する際に多くのメリットがあります。以下に、その主なメリットを紹介します。
配当金や売却益が非課税になる
通常口座(特別口座)では、株式の配当金には所得税や住民税が課されますが、NISA口座で米国株を保有している場合、その配当金が非課税になります。これにより、手取りの配当収入が増え、資産形成が効率的に進められます。
また、生涯投資枠の範囲内であれば、売却した際の運用益も税金がかかりません。
世界の有名企業に投資ができる
米国株市場には、AppleやMicrosoft、Amazonなど、世界をリードする有名企業が多く上場しています。
これらの企業に投資することで、成長性の高い企業からの配当や値上がり益を狙うことができます。
よく知る有名企業であれば、情報収集しやすく投資しやすいこともメリットです。
1株から投資が可能で流動性が高い
日本の株式を購入する場合、基本の売買単位は100株です。(*1)
米国の株式は1株から投資可能で、世界各地から売買注文が集まるため、高い流動性が保たれてます。
*1 国内株式に置いても1株(単元未満株)から購入できる証券会社(サービス)もありますが、手数料が割高になります。
高配株を選ぶ際に注意すべきポイント
高配当株は安定した収入源として人気がありますが、慎重に選ばないとリスクも伴います。以下に、高配当株を選ぶ際に注意すべき重要なポイントを解説します。
配当利回りだけで判断しない
高配当株を選ぶ際に、まず注目するのは配当利回りですが、配当利回りが高すぎる場合、その理由を確認する必要があります。
配当利回りが高くなるのは、「配当金が上がる」「株価が下落している」のいづれかです。
株価の推移を見て、株価が大きく下落していないか確認してみましょう。また、外部環境によって一時的に業績が上がっているケースもあります。一時的なものでないか確認すると良いでしょう。
配当の持続性も確認
高配当株の中には、一時的に高い配当を出している企業の場合があります。
企業の過去の配当履歴を確認して、安定した配当を続けられるか見極めてみましょう。
財務状況が健全かどうか
企業の財務状況が健全であるかどうかは、高配当株を選ぶうえで欠かせないポイントの1つです。
有利子負債(金利をつけて返済する夫妻)が多すぎると、利息の返済が大きな負担となり、株価下落のリスクが高くなります。
利益率が低い企業は、将来的に配当を維持できなくなるリスクがあるため、自己資本比率や営業利益率などの指標を参考に、企業の健全性を確認しましょう。
業種の分散
高配当株は特定の業種に集中する傾向があります。同じ業種への投資に集中すると、市場や経済の変動に対するリスクが高まります。
特定の業種に集中投資をすることは避け、幅広い業界の銘柄を買い分散投資を心がけましょう。
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米国株高配当銘柄 トップ5
moomoo証券の高配当ランキングから、「配当利回り3%以上」「100ドル以内」「時価総額1000億ドル以上」「減配してない」銘柄を紹介します。
配当利回りは8/20時点のmoomoo証券アプリの数値です。株価は8/19時点、円換算は146.84円/ドルで計算。手数料などは考慮していません。
HSBCホールディングス(HSBC)
ロンドンに本社を置く、商業銀行主体の世界最大級のメガバンク。
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
大手通信サービス業者。AT&T、Tモバイルとともに米国通信大手3社。
ファイザー(PFE)
デバイスベースの医療療法を開発、製造、配布、および世界中の病院、医師、臨床医、および患者に販売。
メドトロニック(MDT)
心臓ペースメーカーを中心とした医療機器の開発・製造・販売を行う。
シスコシステムズ(CSCO)
カリフォルニア州に本社を置く、世界最大のコンピュータネットワーク機器開発会社。Cisco(シスコ)の略称で呼ばれる。
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米国株高配当銘柄の探し方
配当利回りだけではない!株価の安定性も考慮する
前述していますが、高配当株を選ぶ際、配当利回りだけで決めてはいけません。株価の安定性も同時に考慮するこ必要があります。ここでは、株価の安定性を考慮すべき理由と、その評価方法について説明します。
株価のボラティリティをチェック
株価の安定性を測る一つの指標が「ボラティリティ」(価格変動の度合い)です。
ボラティリティが低い企業は株価が安定しており、高配当を出し続ける傾向があります。過去1年や3年の株価チャートをチェックし、株価が極端に上下動していないかを確認することで、その企業の安定性を評価できます。
長期的な視点で資産を増やしたい場合、株価の安定性は重要な選択基準となります。
配当金の安全性を確保する
株価の安定性は、配当金の安全性にも直結します。株価が安定している企業は、通常、健全な財務基盤と持続的な収益力を持っています。
これにより、配当を減らすことなく継続して支払い続けることが可能となります。配当履歴や企業のキャッシュフローを確認し、配当の安全性を判断しましょう。
特に高配当株を中心にポートフォリオを組む場合、株価が大幅に下落するリスクを避けるためにも、安定性が高い企業を選ぶことが求められます。
市場全体やセクターの影響を考慮する
特定の業界や市場全体の動向も、株価の安定性に影響を与えます。市場全体が不安定な状況では、個別銘柄も影響を受けるため、業種分散や市場のトレンドを意識することも重要です。
配当利回りだけに注目するのではなく、株価の安定性も重視することで、より堅実で持続可能な投資が可能になり、リスクを抑えながら、長期的な資産形成を目指すことができます。
リスク分散のために複数の銘柄を選ぶ
一つの銘柄に集中投資することで大きなリターンを期待できる一方、リスクも高まります。
複数の銘柄に分散して投資することでリスク分散されます。その際、同じ業種の銘柄に集中すると、その業界の景気動向の影響を大きく受けるリスクが高まるため、異なる業種を組み合わせることで業界のリスクを抑えることができます。
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実際に米国株投資を始める前に知っておくべきNISAの注意点
NISAは投資で得られた利益にかかる税金を非課税にできる制度です。これは日本国内の税金ということに注意する必要があります。
本来、米国株や米国ETFの配当金は米国の10%の税金が引かれ、次に残額から日本の税金20.315%の税金が引かれます。その場合、二重で税金が引かれているため、確定申告で「外国税額控除」を申請することで、外国で支払った税金を所得税や住民税から差し引く事が可能になります。
しかし、NISAでは日本国内の税金はかからないため、外国税控除はできません。そのため米国内の10%の税金分はナシにすることはできないということを覚えておく必要があります。
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まとめ
本記事では、米国株高配当銘柄の探し方とNISAでの注意点などを紹介しました。
NISA口座での米国株投資は、日本の投資家にとって非課税のメリットを最大限に活用しながら、国際的な分散投資を実現する素晴らしい方法です。
リスク分散を図りながら、長期的な資産形成に役立てることを願ってます。
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