任天堂のポケモンGOの世界的大ヒットで任天堂の株が高騰しています。
それだけではなく、任天堂関連銘柄、さらに日経平均まで上昇しています。
このポケノミクス相場は、どれくらい続きそうかを検証したいと思います。
このページの目次
任天堂の株価の動向
まずは、ポケノミクス相場の本家本元の任天堂の株価がどう動いているか見てみましょう。
終値 | 上昇率 | |
---|---|---|
7月7日 | 14935 | – |
7月8日 | 16270 | 8.9% |
7月11日 | 20260 | 24.5% |
7月12日 | 22840 | 12.7% |
7月13日 | 21830 | -4.4% |
7月14日 | 25300 | 15.9% |
7月15日 | 27780 | 9.8% |
7月19日 | 31770 | 14.4% |
上記の表が任天堂の7月7日からの終値の推移です。
これを見ると3日で40%超上昇したら、1日下落して、その後また3日で約40%上昇して、7月7日から株価が約2倍になっていることがわかります。
本日の任天堂の株価は、28000円台で推移していて、過熱感から売りが先行しています。3日上がって1日落ちるというサイクルになっていますので、本日は、若干の下落になると予想されます。
これからさらに任天堂株は、上昇するのでしょうか?
任天堂の株価の過去最高値は、2007年11月の73200円です。
リーマンショック以降の高値は、2010年4月の32950円です。
上昇期間は、最低で2ヶ月間あります。
○1995年からの任天堂の株価推移グラフ
任天堂の株価は、2007年は、DSとWiiの成功によって、2010年は、3DS発売の情報で高値を記録しました。
2007年は実際に販売が増加したことで上昇、2010年は、新ハード発売の情報ですので、実際に売れるかどうかは、まだわかっていない状態での上昇です。
任天堂は、良くも悪くもゲーム会社でゲームのハードがヒットするとソフトも売れて、収益が増加して、株価が上がるというサイクルです。
今回は、ハードこそないもののソフトがダウンロードNO.1になり、直接ではありませんが収益が増えていますので、2007年の上昇の状態に近いと思われます。
さらにまだアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3カ国でしか正式にサービス開始していませんので、これから日本でサービス開始になり、同じようにヒットを飛ばす場合は、世界での日本のスマホゲームの収益率は40%といわれています。
日本で大ヒットを飛ばせば、ポケモンGOの収益は、単純に考えれば、今の2倍になるということです。
以上の情報から、今回の株価上昇は、2007年の状態に似ていると思われるので、2010年の高値の32950円は超えて行くのではないかと思っています。
前回、前々回では、2ヶ月間は、上昇していますので、来月までは任天堂株は上昇基調にあるのではないかと思われます。
ポケモンGO関連銘柄の動向について
先日の「日経平均・NYダウ上昇!任天堂ポケモンGO・ポケノミクスが来た!」という記事の中で関連銘柄の13日までの上昇について書きました。
その後の関連銘柄は、どの程度上昇しているのでしょうか?
銘柄コード | 銘柄名 | 7月8日 | 7月13日 | 7月19日 | 上昇率 | 高値 | 関連理由 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7974 | 任天堂 | 16270 | 25300 | 31770 | 95.27% | 32700 | ポケモンGO |
2432 | ディー・エヌ・エー | 2442 | 2681 | 2779 | 13.80% | 2822 | 任天堂とスマホゲーム開発で提携 |
8369 | 京都銀行 | 580 | 790 | 823 | 41.90% | 893 | 任天堂株を4.2%保有 |
6879 | イマジカ・ロボットHD | 460 | 664 | 903 | 96.30% | 903 | 子会社がポケモンアニメ制作 |
7022 | サノヤスHD | 161 | 357 | 517 | 221.12% | 617 | 子会社がポケモンEXPOジムを運営 |
3912 | モバイルファクトリー | 2590 | 4345 | 4000 | 54.44% | 5180 | GPSゲーム配信 |
5142 | アキレス | 124 | 139 | 143 | 15.32% | 146 | 靴底製造販売 |
2215 | 第一屋製パン | 107 | 128 | 144 | 34.58% | 149 | シール付きポケモンパン販売 |
4676 | フジ・メディア・HD | 1110 | 1398 | 1373 | 23.69% | 1524 | AR技術のナイアンティックへ出資 |
ほとんどの銘柄でさらに上昇しています。
モバイルファクトリーは、下落傾向にありますが、他の銘柄は、任天堂と同じ流れで株価上昇していると思われます。
さらに別な関連銘柄も上昇しています。
銘柄コード | 銘柄名 | 7月8日 | 7月13日 | 7月19日 | 上昇率 | 高値 | 関連理由 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
7867 | タカラトミー | 879 | 942 | 1093 | 24.35% | 1093 | ポケモンの玩具製造販売 |
7552 | ハピネット | 822 | 898 | 1301 | 58.27% | 1390 | ポケモンgo plusの販売 |
ポケモン関連銘柄は、大きく分けて4つに分けられます。
1つ目は、ポケモンに関連する会社です。
サノヤスHDなどのポケモンの施設運営やタカラトミーのようなポケモン玩具の販売などポケモンに関連した事業を行っている会社です。
2つ目は、ポケモンGOで使われているシステムに関連する会社です。
モバイルファクトリーなどGPSやARなどの技術を持っている会社です。ポケモンGOの大ヒットによって、今後の注目分野になっています。
3つ目は、任天堂のゲーム機製造などに関連している会社です。
ホシデンなどゲームの組み立てや任天堂の3DSの部品を納入している会社です。
4つ目は、その他の関連会社です。
フジ・メディア・HDのようにポケモンGOのシステムを開発したAR技術のナイアンティックへ出資していたり、エレコムのように外部バッテリーの需要増などで注目を集めたり様々な理由で関連銘柄となっています。
関連銘柄は、当然といえば当然ですが、任天堂の株価に近い動きをするので任天堂が上昇していれば、個々の株価の事情はありますが、基本的には上昇しいていくと思われます。
ただし、1のポケモン関連は、同じように動くと思われますが、2のシステム関連などは、一時の上昇にとどまる可能性もあります。
関連銘柄に関しては、どのように関連しているかの理由も重要ではないでしょうか。
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任天堂の株価と日経平均の関係
現在の日経平均の上昇は、ポケノミクスとよばれるポケモンバブル的な上昇だと思われます。
日経平均の分足グラフと任天堂の分足グラフがかなり近い動きをしています。
任天堂のグラフの動きを日経平均が少し遅れて追いかけているのがわかると思います。
最後に任天堂が下落していますが、本日の日経平均は下落から始まっていますので、任天堂の19日の最後の動きを20日の日経平均が追随していると思われる動きです。
手元に画像がないのですが、7月12日から分足のグラフを比較すると任天堂の上昇に釣られて日経平均が上昇しています。
日経平均の225銘柄の中には任天堂はありませんので、直接の上昇原因ではありませんが、任天堂がプチバブルのような状態を起こしていて、それで日経平均銘柄も釣られて買われて上昇しているので、日経平均は任天堂の株価に1歩遅れて上下していると思われます。
ポケノミクス相場が続く限りでは、大きな経済的な変動要因がなければ、日経平均も同じように上下していくと思われます。
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ポケノミクス相場っはいつまで続くのか? まとめ
ポケノミクス相場は、任天堂の株価が上昇する限りは続くかというそうではないと思われます。
任天堂の株価は、7月29日に日本でのポケモンGOのダウンロード開始といううわさがありますので、月末あたりにもう一度上昇基調になる時期が来ると思われます。
その後は、過去の任天堂の株価高値付近の上昇期間から8月いっぱいで一旦は、過熱感がなくなり落ち着くのではないかと思われます。
ただし、ポケモン関連銘柄は、モバイルファクトリーの早々の下落を見ると任天堂よりも先に落ちつく可能性があり、日経平均も上下しながら8月半ばくらいまで任天堂株価に追随しますが、その後は、関連銘柄の落ち着きで別な材料を探して、動くのではないかと思われます。
新しいポケモン関連銘柄探しで、どんどん関連銘柄が増えているのが今の状況ですが、そのうち新しいポケモン関連銘柄はでなくなってくると思われますので、任天堂の株価よりは早めに収束するのではないかと思われます。
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ポケモンGO 本日、日本で配信開始したのでピカチューゲットしてみた(笑)
ポケモンGOが本日7月22日に日本でもリリースされました。
実際にポケモンGOをダウンロードしてやってみた感想と今後のポケノミクスへの展望を書いていきたいと思います。
ポケモンGOが世界的にブームになっていて、最近の日経平均上昇の原動力ポケノミクスになっているのは、前回書きました。
ポケモンGOに日経平均を上昇させるだけのそれほどの面白さがあるのかというのを実際に日本で配信開始されたポケモンGOをダウンロードしてやってみましたので、その感想を書いてみたいと思います。
まず最初に伝えたいのは、大人が遊んでもかなり面白いということです。AR技術との組み合わせが、これほど興味をそそるとは思いませんでした。
最初のポケモンが友達の横に出現したときは、かなり面白かったです。
これは、世界ではやったように日本でもかなりはやると思われます。
最初にダウンロードしたのですが、「pokemon go」と英語のアプリ名で提供会社が「Niantic,inc.」となっているので、最初は、「ポケモンGO」で検索したのに出てこないという状況で、出てきても英語なので、微妙に本物なのかとビビッてダウンロードしました。
その後、最初に男性や女性、髪の色などキャラクターを決めて、Googleのログイン情報がいるので、Googleアカウントが要ります。
ない方は、Googleアカウントを作成する形です。
これが、位置情報やMAPをGoolgeのサービスを使っているからと思われます。
その後、実際にポケモンを捕まえるチュートリアルになるのでが、前述しましたが、ポケモンを捕まえるときにポケモンをタップするとARで現実の風景にポケモンが表示されます。
これが実に楽しいです。
友達の隣にポケモンがいるという状況が、それだけでかなりワクワクしてきます。
○チュートリアルでゲットしたピカチュウ
実際に捕まえて、その後歩いて移動するとポケモンがいるとバイブレーションと共にポケモンが出現します。
他には、ポケストップというポイントがあり、これに近づくと名称が表示され、そこで捕獲ボールや卵をもらえます。
ポケモンを捕まえるときにボールが当たらなくていらいらしたり、一発で当たってNICE!と表示されてうれしかったり、捕まえるだけでも、かなり楽しい作業です。
これは、しばらくポケモンGO旋風が吹き荒れて、日経平均も押し上げて、上昇基調がしばらくしばらく続くのではないでしょうか。
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ポケモンGOの札幌・北大周辺の捕獲ポケモンとポケストップ
軽く北大の中と周辺を歩いて探索した結果、出てきたポケモンとポケストップです。
抜け漏れはいっぱいあると思いますが、まずアップします。
○捕まえたポケモン
- ・ピカチュウ(チュートリアル) CP11
・オニスズメ CP10
・ビードル CP35
・コイキング CP10
・ヤドン CP10
・ポッポ CP25
・コラッタ CP50
・ズバット CP43
・スリープ CP45
珍しいものはありませんが、適当に歩き回った結果です。
○ポケストップ
・アスペンフクロウ
・ふゆのつばさ
・デアイバチ
・服部(札幌カフェ)
・日本聖公会札幌キリスト教会
・北海道大学施設案内
・北海道大学予科記念碑
・アイヌ・先住民研究センター
・中央ローンピラミッド
ポケストップは、多すぎて書ききれませんが、北大内にけっこうな数のポケストップとポケモンがいます。
歩いている最中に初めてルアーモジュールを使ってくれた人がいて、そのスポットで2つポケモンをゲットしました。
札幌駅の北口にジムがありました。まだレベルが4しかなく入れませんでした。
30分から40分ほどでしかありませんので、たいしたことはありませんが、これでも十分楽しさはわかりました。
ただし、バッテリーの減りが尋常じゃなく早いです。
30分くらいで70%から40%を切るくらい減っていたので、注意が必要です。
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ポケモンGOを実際に遊んでみてのポケノミクスの影響
実際に短時間ですが、ポケモンGOをやってみましたが、かなりの楽しさで大人がやっても十分楽しいです。
ポケモンGO関連銘柄でモバイルバッテリーの会社の株が上がっていましたが、実際にやって必要だと思いましたので、関連株が上昇するのは納得の結果です。
アジアでは、まだ日本しかリリースされてないので、今後は、随時、各国でリリースされますので、まだしばらく8月の半ばまでは、ポケモンGOのポケノミクスが日経平均株価を押し上げるのではないでしょうか。