米国株予想:FOMC後は割安株に買い観測か

昨夜25日のNYダウはー66ドル安の3万4297ドルで引けた。場中には800ドルほど下げる場面もあったが、好決算銘柄への買いを支えに下値を縮小と、FOMC(米金融政策決定会合)を前に相場の高下が続いた。

決算の冴えないネットフリックスのほか、アップルなどハイテク銘柄が大幅安。やはり決算不調のゼネラル・エレクトリックも大幅に下げた。一方、好決算のアメックスなどは大幅高と、業績評価で明暗の分かれる相場が続いた。米国株有料レポート掲載銘柄では金融のアメラントバンコープが上昇(掲載後2ヶ月で+18.0%)。

→ 有料版レポート:今が仕込み時の「割安好業績」米国株とは?

FOMC後は割安株に買い観測か

米株市場の動揺が止まらない。昨夜のNYダウは小幅安で引けたものの、場中には800ドルほど下げる場面があった。

短期的な材料としては、FOMCを控えたポジション整理や、ウクライナ情勢緊迫といったリスクが浮かぶ。しかしこれらは、2022年に入ってからの米株式市場がほぼ一貫して軟調であることの説明にはならない。

この下げの根底にあるのは、米株式市場の割高感だ。これだけの調整を経てもS&P500はまだPERが20倍と、過去10年平均の17倍よりも大幅に高く、売り余地は解消されていない。高PERなハイテク株の組み入れが多いナスダック株価指数はなおさらで、今年すでにー13.5%も下落しているが、まだ底入れ時期は不透明だ。

こうしたなか、企業決算への視線はより厳しくなる。冴えない決算なら株価はさらに割高に、逆に好決算なら割安に見えるためだ。昨日も高PERハイテクのほか、決算のさえないゼネラル・エレクトリックなども大幅に下げた。また逆に、決算の好感されたIBMやアメックスは大幅高と、決算による銘柄選別の流れは鮮明だ。

ボラタイルな相場のなかで、今夜(日本時間27日未明)はFOMC結果発表が控える。こちらでは米物価上昇へ対応するための早期利上げ姿勢が示されると見られ、割高株や決算の弱い銘柄は逆風が強まることが予想される。一方、好決算銘柄や割安株については、FOMC通過でアク抜けとなり押し目買いが強まる可能性がある。

FRB(米中銀)はいまや物価上昇への対応が至上命題で、その副産物である株安への対応については「それどころではない」というのが本音だろう。FRBの金融政策による株価下支えに過度な期待ができなくなった以上、業績がシビアに評価される業績相場の色彩は、今後さらに強まる可能性が高い。


 

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