米国株予想:物価見通しが焦点 ディフェンシブ強い

前取引日のNYダウは-59ドルの3万2774ドルとなり3日ぶり反落。

個別銘柄では、セールスフォース・ドットコムやナイキなどが売られたほか、インテル、IBM、ホーム・デポなどが下落した。ただマーケティングサービスのニールセンなどは上昇した。当社配信の米国株有料レポートでは、電気通信のバリュー・ラインなどが上昇。バリュー・ラインは掲載後2ヶ月で46.1%の上昇となった。

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物価見通しが焦点 ディフェンシブ強い

9日の米株式市場ではNYダウが3営業日ぶりに反落となった。市場参加者の多くは、10日米時間に発表される米7月消費者物価指数(CPI)の結果を見極め、米金融引き締めの見通しをあらためて推し量りたいとの考えであり、ひとまずの手控えムードが台頭するなか、半導体大手マイクロンによる業績見通しの下方修正発表が相場心理を下押した。

ただマーケティングのニールセンが買収関連のヘッドラインに反応して大幅上昇、また外食マクドナルドや製薬メルクといったディフェンシブや石油シェブロンもなど業績期待の銘柄にも買いが続いた。

今夜の米CPI結果次第で半導体や景気敏感株は目先の方向感が決まってくると見られる。米CPIが市場予想を超える上昇となれば、物価上昇を抑え込むべくFRB(米中銀)は利上げを加速させる見通しとなり、景気停滞懸念で景気敏感株は下げ、さらに利上げに弱い半導体は大幅下げの可能性が出てくる。一方米CPIの伸びが穏やかなら半導体は下げ一服、景気敏感株は上げ余地も出てくる。

それを横目に、ディフェンシブや資源株は今後もじりじりと上げていく可能性がある。CPI上昇で利上げ観測拡大なら、景気停滞時に配当などを期待した資金が入り込みやすいマクドナルドなどディフェンシブ株は買われる。また資源高観測の根強いなか採算改善見通しによりシェブロンなど資源株も先高感が続く。

ひとまずは米CPIの結果が焦点となるが、こちらを通過すれば米株式市場はいっきに方向感が鮮明となりそうだ。


 

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