先ほど終わった米大統領選候補テレビ討論会では、クリントン氏が序盤からトランプ氏の女性蔑視発言を責めて有利に運んでいました。
トランプ氏は、1回目の青のネクタイから赤のネクタイに変更して、クリントン氏は、赤のスーツからシックな紺色のスーツで討論会に挑んでいました。
2人の握手なく始まりました。
米大統領選第2回目テレビ討論会流れ
米大統領選第2回目テレビ討論会は、聴衆からの質問に答える「タウンホールミーティング形式」で行われました。
実際に会場にいる選ばれた観客からの直接の質問とインターネットからの質問に各候補2分間で答えるという形式でした。
序盤は、クリントン氏が、金曜日に発覚したトランプ氏の女性軽視発言のビデオの件を激しく責めていました。
司会者からも質問で実際に発言したかを聞かれるなど、トランプ氏がなかり劣勢に追い込まれていました。
その後、クリントン氏のメール問題をトランプ氏がせめて一矢報いた形となりました。
質問が外交問題に移るとトランプ氏がクリントン氏が今までったく成果を出していないと批判して優位に立っていました。
しかしシリアの空爆に関して、トランプ氏が副大統領候補のマイク・ペンス氏が発言したシリアへの空爆の必要性を批判して見せて、副大統領候補との意見の違いをのぞかせていました。
最後の質問は、「お互いの尊敬できるところを1つ述べてほしい」という中傷合戦になっている討論会を皮肉るような素晴らしい質問でした。
クリントン氏は、トランプ氏の子供をほめていました。
トランプ氏は、クリントン氏のあきらめない姿勢をほめていました。
米大統領選第2回目テレビ討論会 感想
今回は、序盤はクリントン氏かなり有利に運んでいましたが、後半に従って、トランプ氏がクリントン氏の現状を変更できていない部分をついて取り戻してきていました。
全体としては、クリントン氏が今回も勝利と言っていいと思われますが、1回目よりはトランプ氏も巻き返しができたのではないかと思われます。
ただし、トランプ氏は自分の弱いところを質問されると直接的な答えを言わないで違う話題に方向転換すようなことが多く、質問に答えていない場面が1回目同様ありました。
有権者に対して、今回のテレビ討論会がどう映っていたのか、今後の支持率で明らかになると思われます。
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