株価最悪期の株価低迷期間はどれくらいか?【株価大暴落は、いつくるのか?第2弾】

株価最悪期の株価低迷期間はどれくらいか?【株価大暴落は、いつくるのか?第2弾】

株価大暴落は、いつくるのか?第2弾です。

前回は、大暴落の歴史まとめをまとめて、過去の大暴落の時期と原因、結果を確認しました。

今回は、前回解説した暴落の中で近年の日本の日経平均株価に大きな影響を及ぼした、バブル崩壊・ITバブル崩壊・リーマンショックの3つの株価暴落事例から、暴落後の株価低迷は、どのくらいの期間あるのかを考察して、いつ暴落が来るのかを予測したいと思います。

スポンサードリンク

大暴落は、その後に株価低迷期間がある

株価の大暴落には、大暴落の後に株価が低迷する期間があります。暴落前の価格に戻らないのは当然として、暴落前の最高値の50%程度まで株価が下落して、その後もしばらく低迷します。

株価が低迷する理由は、株価が暴落した後に、世界やその国が、経済的に不況に陥ることが多いことです。
そもそも株価が暴落する原因として、経済的なショックな出来事があり、その影響で株価が暴落しますので、そもそも経済的なマイナス要因から発信していますので、不況に陥って、株価が低迷します。

流れとしては、

経済的ショック→株価暴落→不況突入→株価低迷

という感じです。

考えれば、当たり前のことかもしれませんが、暴落時には、大きな株価の下落幅に目が行ってしまい、その後の株価低迷のことは頭にない場合がありますので、暴落と株価低迷は、セットで考えておくべきことでしょう。

バブル崩壊・ITバブル崩壊・リーマンショック後の低迷期間

それでは実際に、バブル崩壊・ITバブル崩壊・リーマンショック後にどの程度の株価低迷期間があったのかを見てみましょう。
バブル崩壊・ITバブル崩壊・リーマンショックの前の最高値から下落後の直近の最安値までの期間がどれくらいあるかを確認しましょう。

※直近の最安値とは、最高値から株価の下落が始まって、最初の底と思われる安値のときです。
1番底などと呼ばれていて、その後、さらに安値の2番底が来ることが多いです。
ただし、最高値から1番底までの下落幅と違い、1番底から2番底への下落幅は、あまり大きくないの場合が多いです。


●バブル崩壊・ITバブル崩壊・リーマンショックのときの最高値と最安値までの期間
株価暴落後の低迷期間グラフ

  • バブル崩壊    1989年12月(最高値)~1992年8月(最安値) 2年9ヶ月(33ヶ月)
  • ITバブル崩壊   2000年4月(最高値)~2001年9月(最安値) 1年6ヶ月(18ヶ月)
  • リーマンショック 2008年8月(最高値)~2009年3月(最安値) 8ヶ月
  • 日経平均暴落からの低迷期間

    となっています。

    最初のバブル崩壊からリーマンショックまで、「33ヶ月→18ヶ月→8ヶ月」と短くなってきています。
    これは、コンピューター取引の普及による高速取引が多くなってきたことで株価の上昇下落スピードが速くなっていることや企業の決算が、4半期ごとに発表されるようになり、インターネットですばやく情報を取り入れることが可能になったことで株価の最安値までの間隔が短くなっているのだと思われます。 

    3つの暴落の後の低迷期間を平均すると約20ヶ月となります。

    今後の株価最安値の月は、いつか?

    上記にある日経平均のグラフを見ると2015年9月を最高値として、すでに下落局面にある可能性が高いことが見て取れます。
    2015年9月の最高値が、上記の暴落時の最高値のときだと仮定すると現在の2016年6月で9ヶ月たっています。

    先ほどの暴落後の低迷期間の平均から考えると次の暴落の低迷期間が直近の最高値である2015年9月から20ヶ月後が最安値になるといえそうですが、そうはならない可能性が高いです。
    なぜかと言うと、低迷期間がどんどん短くなってきていますので、平均の約20ヶ月が、次の暴落のときの最高値と最安値の間の期間とはならないと思われるからです。

    3つの暴落時の低迷期間の最短は、リーマンショックの8ヶ月で平均が20ヶ月ですので、この間の期間になる可能性が高く、前述した短くなっているということも加味するとリーマンショックの8ヶ月で平均が20ヶ月の2つの平均である14ヶ月前後が最安値になっている可能性が高いのではないでしょうか。

    2015年9月が、最高値と仮定すると現在、9ヶ月目ですので、すでに最短の8ヶ月を超えてしまっています。いつ下げても不思議ではないと思われます。
    先ほどの可能性の高い14ヵ月後とすると2016年11月となります。

    下げ幅は、バブル崩壊が、-63.6%、ITバブルが-55.0%、リーマンショックが-47.9%となっており、低迷期間に比例して、下げ幅を大きくしています。
    今回は、14ヶ月ということは、-50%程度の下げ幅になるのではないかと予想されます。

    次の最安値の月は、2016年11月で下げ幅は、-50%程度になると思われます。

    まとめ

    過去の暴落の傾向から次回の暴落を予想して、ずばり次の最安値の月を2016年11月と予想しました。(当たるかはわかりません)
    ただ、時期は、当てるのは難しいかもしれませんが、下落幅は、今までの例からいって、最高値から50%前後というのは、かなりいい線を言っているのではと思います。

    私は、日経平均株価のグラフの形から、もう下落局面に入っていて、2015年と2016年のチャイナショックと原油が原因で2回下落していて、このままだらだらと下落していくのではないかと思っています。
    過去の暴落からは、株価は、1万円程度まで下がる可能性が高いので、そこまで下がったら、逆に株を買うチャンスです。

    次回は、暴落時(下落局面)でどのように買うと儲けることができるのかを過去の暴落時でシミュレーションしてみます。

     

    おすすめ記事

    株価暴落

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください