トランプ氏の公約に「TPPは離脱する」というものがありましたは、どうやら現実になりそうです。
日本への影響も多大にありそうです。
トランプ氏の日本への影響
UPDATE 2017/1/21
ホワイトハウスのHPでTPP離脱の方針が正式に発表されています。
さらにNAFTAの再交渉も記されています。
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トランプ氏の日本への影響で大きなものは2つあります。
一つはTPPで、もう一つは駐日米軍の件です。
今回、トランプ氏は、就任100日間の優先事項を説明する動画でTPP(環太平洋経済連携協定)からの離脱を命じる考えを示しました。
その代わりに2国間協議をするというメッセージを載せています。
これにより、日本が進めていたTPPがアメリカ抜きで進めることになりそうです。
日本が選ぶのは、日本もTPPを離脱するか、日本が中心になってTPPを進めるかどちらかになると思われますが、直前のAPEC首脳会議でTPP参加国は、引き続き国内のTPP手続きを進めることで一致していますので、日本もTPPを進めていくものと思われます。
TPPにアメリカが入らず進んだ場合は、当初の予定より小さな規模になり、日本への影響も良くも悪くも小さくなる可能性が大きいです。
TPPより東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を進める方が日本には利益なる可能性があります。
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)は、ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟国と中国、日本、オーストラリアなど6か国の貿易障壁の引き下げと投資促進を提案する条約です。
トランプ氏は、公約を実際に実行するかどうかは未知数なところがありますが、今回のTPP離脱は、公約通りに進めることになりそうです。
日本の輸出企業には、マイナスに働く可能性が高く、株価へはマイナスの影響が出る可能性があります。
本日は、日経平均は、上昇していますが、自動車や電気機器などの輸出企業の株価は下落しています。
- トヨタ自動車 (7203) -72円(-1.13 %)
- パナソニック (6752) -4.0円(-0.38 %)
TPP交渉がどのようになっていくかで輸出企業の株価への影響度合いも違ってくるでしょう。
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