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【ハードブレグジット】英国メイ首相演説―単一市場からの撤退表明か?演説時間は?その時為替は?

ハードブレグジット

本日17日、英国のメイ首相の演説があり、英紙によるとハードブレグジット的な内容になりそうで、EUの単独市場と関税同盟からの撤退を表明する見通しだということです。

メイ首相の演説 ハードブレグジットの内容になるのか?

17日のメイ首相の演説で英国のEU離脱の道筋が語られるものと思われます。

その内容に注目が集まっていますが、英国の複数の報道によるとメイ首相は、EUへの単一市場へのアクセスより移民のコントロールに重点を置いたいわゆる「ハードブレグジット」な対応を話すのではないかと報道されています。
報道によるとEU離脱の交渉で優先する12分野の中には、EUの単一市場からの撤退が含まれると言われています。

ただし、昨日の英報道官によると「それは憶測だ」との発言をしています。

メイ首相は、昨年10月の保守大会でハードブレグジット的な内容の移民の制限を優先する発言をしていることから、今回の内容もある程度は、それに準じた内容になりそうです。

さらに16日には、首相報道官が必要に迫られれば、EU離脱後の新たな経済モデルを検討する用意があるというハモンド財務相の見解をメイ首相も共有していることを明らかにしました。

これは、EU離脱後に現在のように単一市場へのアクセスができなかった場合を想定した内容だと思われます。
この報道でハードブレグジット懸念が高まっていました。

ただし、不透明な部分は、EUのリスボン条約50条に基づくEU離脱のプロセスで最高裁が議会の承認があるかどうかを来週判断する判決が出ます。
議会の承認を得る必要があった場合にメイ首相のハードブレグジット路線がそのまま進むのかどうかがわかりません。
メイ首相は、3月にEU離脱の交渉を開始する旨の発言をしていますが、議会の承認が必要な場合はこのスケジュールが遅れる可能性もあります。

今回のメイ首相の演説で移民の制限などを押し出し、EU単独市場からの撤退を表明するようなハードブレグジットの内容の場合は、為替相場や株式市場に大きな影響を当たる可能性が高いです。

メイ首相の演説の日本時間

メイ首相の演説の時間ですが、17日昼としかわかっていません。
イギリス首相官邸HPやBBCのHPを調べてみましたが、特に情報はありませんでした。

英メディアによるとメイ英首相演説(EU離脱のビジョン)は日本時間20時45分から行われると報じられました。

ロンドンと日本では、時差が9時間あり、朝8時に演説があるなら、日本では、夜の17時からとなります。
朝10時なら夜19時、正午なら夜21時です。

午前中とも言われていますが、今のところ発表されていません。

現地時間だと午前11時45分、日本時間20時45分となっている模様です。

BBC放送では生中継されるとは思われます。

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メイ首相の演説がハードブレグジットの場合の為替・株価への影響

メイ首相の演説の内容がハードブレグジットの内容だった場合に一番影響があるのが、ポンドの為替でしょう。

昨年の10月7日に起きたフラッシュ・クラッシュというポンドの急激な下落した時に1ポンド=1.19ドルを下回り、英国EU離脱の国民投票以来の最安値を付けました。
これは、アジア時間に起こっています。

ハードブレグジットはポンド売り要因ですので、現在、ポンドドル為替は1ポンド1.20ドル付近で動いていますが、前回の最安値の1.19ドルを下回るところまで下落する可能性があります。

その場合は、ドル円為替もつられて下落する場合が多く、114円を割り込み113円前半になる可能性があります。

株価は、英国のFTSE100が下落すると思われますが、それにつられて、欧州の主要株式が下落する可能性が高いです。
日経平均は、憶測で現在も-100円ほど下落しています。

NYダウもトランプ大統領就任式を控えて、ポジションの解消を進めている部分があり、ハードブレグジットに反応して下落すると思われます。

ただし今回のメイ首相の演説でポンドが下落したとしても来週の最高裁での判決で議会承認がいるとの判決が出た場合は、ポンドの買戻しが始まる可能性がありますので、一度、下落して、その後、現在の水準に戻るという形になるのではないかと予想しています。

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