著名投資家のウォーレン・バフェット氏が1月まで利益確定は待った方がいいとインタビューで発言していました。
バフェット氏は年初に米国株高を予言
今回の世界同時株高が始まる前、今年の1〜2月にバフェット氏は米国の株高を予言し、アップルをはじめ米国株を物色していた。
当時、米国株がこれ程上がるとは誰も思っていなかったが、結果的にバフェット氏が正しかった。
NYダウは、1月と比べると17%近く上がっており、アップルの株価に至っては、1月と比べると約40%値上がりしている。
そして、10月3日、CNBCに対し、年末に山場をむかえる税制改革について注目していることを明かし、自社が保有する株の売買について次のように述べている。
「大いに利益が乗っている銘柄が多数ある一方、含み損を抱えた銘柄も幾つかある。そして今は10月だ。来年1月から税率が大きく変わり、キャピタルゲインや法人税の税率が引き下げられるなら、損が出ている銘柄を今のうちに売り、利益確定は来年まで延ばした方が得をする」
この文面からは、損失を出した株→10月に売り、利益を出している株→税制改革待ちで1月売りと言っているように取れる。
これは、少なくとも1月までは税制改革への期待で上昇するという意味と1月に売りが出るかもという2つの意味に取れる
現在のアメリカ株は、史上最高値の更新を連日繰り返しており、さすがに割高感がある。
米国のみならず、バフェット信者は個人、プロを問わず世界中にいる。
バフェット氏にならって彼等が同じような行動を取るとしたら、割高感のある米国株に来年初旬にも大幅な調整が起きても不思議ではない。
※画像参照
By Mark Hirschey (Work of Mark Hirschey) [CC BY-SA 2.0], via Wikimedia Commons